王のお告げ - スワジランドの選挙

アフリカ最後の絶対王政は、その気前の良い生活様式を永遠に保つことができないかもしれない

8月最後の金曜の夜に、稲光のする嵐の中で、スワジランドのムスワティ3世王は神から啓示をうけた。スワジ政府の制度の新しい名前が彼に現れたのだ。「君主制民主主義」だ。ロンドンのシンクタンクチャタム・ハウスでスワジランドについての報告を書く助けをしているアレックス・ヴァインズは、多くのスワジ人に王の意味するところはなんだと思うかを尋ねた。誰も全く分からなかった。

ムスワティ王の話は風変りかもしれないが、そのタイミングは全く奇妙ではない。スワジランドはその二つの立法府のための選挙を9月20日に行う。その重要性を忘れさせるのはあまりに簡単だ。政党は禁止される。候補者は予備選で審査される。王は65人の議員のうちの10人とより強力な上院の2/3を選ぶ。しかし、ヴァインズ氏は、その選挙がにもかかわらず注目すべきだと説明する。ふつうよりも多くの改革志向の候補者が立候補するからだ。ほのかだけれども、それは権力を追うから議会に向けて移す予兆かもしれない。

その王の気ままな支出を抑制するために何かが必要とされる。彼の巨大な家計は、14人の妻とその子供たち、そして数えきれない延臣を含む。公的支出は増大しており、その多くは13の王宮の管理と治安維持に使われる。税収は大きく砂糖産業に依存しているが、その産出は落ちている。

スワジランドは、南アフリカ、ナミビア、そしてレソトとの南部アフリカ関税同盟によって生み出される収入の過剰な割合によって維持されている。隣国たちはスワジランドの経営方針に不満を持っており、いつでもそれほど寛大ではないかもしれない。スワジランドの他の大きな輸出品目は、ゴマすりだ。それは、台湾から年に2億ドルを受け取る。代わりにそれは国連においてその後援者に都合の良いことを言い、中国のアフリカでの同盟サークルから距離を置いている。

それ以外にはスワジランドには中国の関心を惹くものが多くはない。外国からの資金援助を取り除けば、スワジランドは中所得国というよりも貧困国のように見える。120万人の人口のうち、少なくとも大人の31%はHIVを持っており、世界で最も高い感染率だ。労働力の1/4以上が失業中だ。不正がはびこっており、司法は信用できない。現在の軌道では、スワジランドの財務は持続不可能だ、とチャタム・ハウスの報告書の共著者クリス・ヴァンドームは語る。そしてもし永続できないのならば、それは最後には止まるだろう。ふつう不快な落ち方で。
 

発行日: 
2013-09-14
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