消費税

成功者には敬意を持って報いる社会を - 消費税論議から考える(5)

1月
27

エコノミスト誌にも役員の立場について取り上げられたことなので、前回の続きのようなことを少しだけ書いておきたい。「鎖につながれたボス」の記事で述べられているように、役員の立場はだんだんと弱くなっているようだ。一方で「そんなに賢くない」の 記事に見られるように、役員の力があったとしても、結局雇われ社長のできることなどは自社株買いが精一杯のところだ。結局、これも役員の評価が、たかだか 利害関係者のほんの一部である株主の利益、そしてその反映である株価にすべて連動している制度のためなのだろうと私は考える。株価は、それは低いよりも高 い方がいいに決まっているが、別にそれだけが唯一絶対の価値ではない。従業員は、株価がどうなろうと、その会社でいかにして生計を立てていくのか、という 立場があり、その従業員を引っ張り、株主を満足させるべき経営者には、株価や雇用賃金を犠牲にしてでもやらなければならないことがあるという立場がある。

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会社を縛るがんじがらめの仕組み - 消費税論議から考える(4)

1月
20

経団連という団体が、なぜあれほどまでに教条的、宗教的、しかもわかる人にしかわからないという意味ではかなりプリミティヴな宗教にこり固まった主張をするのか、ということをずっと考えていた。

わ たしは、それが、全体的な整合性なく積み重ねられた現在の法制度の様々な矛盾が、株式会社、という組織で最も顕著に表れやすいからではないか、と 考えた。個人ならば、矛盾があっても、世の中ってそんなもんだよね、という感じで納得してしまう。官庁ならば、自分のところの法律が一番だと主張すればそ れですんでしまう。しかしながら、企業はそうはいかない。あちこちの官庁に顔を立て、法律で守られた消費者、労働者、株主に顔を立て、なおかつ利益を出し ていくとなったら、それこそ宗教的なものにでもすがらないと、とてもではないが一貫性のある方策など立てられない。そういった企業を集約した、経団連とい う団体があのような奇矯な主張をするのは全く宜なるかな、という気がするのだ。

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組織から自立した政策運営のために - 消費税論議から考える(3)

1月
13

別に議論を混乱させるために前回のような話をしたわけではなく、なぜこういった意味のない(と私が考える)ことが至極当然のごとくまかり通っている のかということを考えるきっかけにしたいと思ったまでである。なぜ感覚がこうもずれてしまっているのだろうか?私は、やはりそれは制度上仕方のないことな のだと思っている。民間企業ならば、仕事をする、というのはある意味経営をするということであり、当然コストとベネフィットを常に考えて行動するよう求め られるし、そうして仕事を覚えること自体が一般感覚としての常識を覚えていくことにつながる。しかしながら、(もしかしたら大企業病といわれているような 病気にかかっている会社もそうかも知れないのだが)お役所では、要するに予算を消化することが仕事なのではないか、と私は感じるのである。ベネフィットが あろうがなかろうが、とにかくやると決めたことをやるということが目的化しているように感じるのだ。それはそれで仕方のないことだと思う。私は世の中には そういう仕事があることを否定するわけではない。しかしながら、そこで培われた常識が世間一般の常識だと思って物事を運ばれたら困る、ということをいって いるのである。仕事がその性格上いわゆる世間一般の常識を教える場になり得ないとしたら、他の方法でそれを補完するしかないのではないか、というのが私の 考えである。

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GDP無限増殖計画? - 消費税論議から考える(2)

1月
07

わりとどうでもよい話を書きます。

わざわざリスクをとって書くほどのことなのかどうかよくわからないのですが、とりあえず書 いてみます。本稿に限らず、この一連の文章で、ある特定の 所属に対して言及することがあるとは思いますが、それらを攻撃しようという意図は基本的には持っておらず、どうすれば(特に経済学的に)合理的な仕組みに なるかを考察しているだけだ、ということをご理解いただければ、と思います。

消費税論議とはあまり関係もなく、しかも実際のところどうなっているのかよくわからないので、多分に妄想の部類に入る話ではあるが、ちょっとした疑問を提示してみたい。

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見通しのある経済社会を - 消費税論議から考える(1)

12月
31

昨年末に駆け込みのような形で党内論議がまとまり、いよいよ消費税増税が現実味を帯びてきた。私は基本的に消費税増税、というか消費税の制度自体に 反対の立場である。かといって、別に徹底的、教条主義的に反対をしようというのではなく、多少冷静に考えて本当に消費税増税が現状における最善の選択肢で あるのかをしっかりと考えた上で進んでみるのもいいのでは、ということを提案するためにくだらない文章を書くものである。検討に値する内容があるのなら ば、検討していただきたいと思う次第である。

別に実名をさらしているような公開の場で特定の階層を敵に回すような発言をすることに ついて、私にはメリットは一切ないのだが、不退転の覚悟などと のたまう割に政治的責任を一切とろうとしないことに対する批判の姿勢を表すために、あえてそうするまでである。私は、指摘するような問題があるからそれを 力ずくでも是正すべきだ、などと主張しているわけではない。その問題が問題であるのかないのか明らかにするのも、もし問題ならばなぜ是正しないのかも、説 明することについては消費税推進派の方に責任があるといっているだけの話である。そして私が主張するのは、そのような問題があるものをあえて推進するより も、 もっと摩擦が少なく合理的な方法をとった方がよいのではないか、ということを提案しているだけの話である。

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