スイス

所有者に力を - 株主の権利

4月
09

活動家株主がバリケードを登るのは正しいが、政治家がボーナスに上限をはめるのは間違っている

最近まで、会社の年次株主総会についての唯一の予測できないことは、前菜の種が「イエス」投票の後に出されるだろうか、と言うことだった。これが変わり始めている。上場企業の経営陣は、まだ「株主の春」の話を正当化するほどには頻繁ではないけれども、今は時々投票に負ける。だが、いまアメリカで行われている年次の株主総会シーズンは、かつてないほどに活気のあるものになりうる。アップルとディズニーの社長は、彼らの戦略だけではなく、報酬についても非難を浴びている。活動家株主は行進中だ。

良いころあいでもある。株主は会社を所有している。経営者や役員は彼らに仕えるべきだ。もし所有者がその使用人のやり方が気に入らなければ、彼らはそれについて何かする権利がある。会社が経営されるやり方を改善しようとすることは、それによって不満を持った株主が単にその株を売る伝統的な「ウォール街のやり方」よりも建設的だ。

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戦争に飽き飽きした - ギニア=ビサウ、ギニア、シエラレオネ

4月
03

なぜ、その大陸の多くにわたっての戦いが近年静まっているのか

バスのヘッドライトが、国境を越えた最初の関門の垂れ下がったブッシュの間に立つ、肩に銃をかけた兵士の濡れた人影を浮かび上がらせる。彼は雨の中から急いで暖かいバスに入り、ほとんど思いつきのように彼がその国を通る短い旅をエスコートすると発表する。「我々は止まるが、誰も降りることができない。」彼は語る。

数日前、将校の一団がギニア=ビサウで権力を握った。これは異常なことではない。150万人の小さな国は、過去10年で5回のクーデターを経験している。1974年にポルトガルから独立して以来、任期を完遂した大統領はいない。しかし、これはセネガルからより大きな隣国であるギニアへそして更にシエラレオネとリベリアへのバスにはめったに問題を起こさない。今日のスケジュールのたった一つの変化は、首都のビサウでの正規のバス停で、乗客は乗るかもしれないが、降りることはないということだ。

その兵士は帽子を絞り、不便をわびる。「わかるだろ。」地元の人々はうなずき、それから彼に長広舌を始める。「雨が降っているのはお前のせいだ。」一人が叫ぶ。乗客たちは笑う。彼らは開発の欠如を手におえない軍のせいにする。時折の殺人だけでも十分に悪いが、腐敗はさらに悪い、と運転手は言う。

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太陽の中のその瞬間 - 太陽光発電飛行

3月
31

太陽光発電の飛行機で世界中を飛び回る試み

革命的な太陽光発電の飛行機が最近シリコンヴァレーの真ん中にあるモフェット飛行場に着陸した。しかしながら、747貨物機の腹部で分解されて到着した時、シャンパンの栓は抜かれなかった。その飛行機は3月の終わりまでに組み立てなおされ、飛行テストを始める。もしすべてがうまくいけば、5月までに、それはニューヨークに到着する前に4つの町に止まり、アメリカを横断して飛ぶ準備ができて当然だ。しかしながら、この飛行機は、より大きな利用のためのただの実験的試作品にすぎない。

ソーラー・インパルスと呼ばれるその計画の裏にいるチームは、彼らの試作品を、太陽の力だけを使って地球を周航する能力がある2番目の飛行機を作るために必要なることを学ぶのに使っている。スイスのペイエルンの飛行場の彼らの拠点から試作機のいくつかの成功したテスト飛行を実行した後で、彼らの2番機の制作が始まった。しかし、去年の7月、ソーラー・インパルス計画は大きな妨げに苦しんだ。2号機が重要な安全チェックに失敗したのだ。どの飛行機の背骨でもあるその主翼桁が、構造テストの間に壊れたのだ。

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盛大なお祭り - ビッグマック指標

3月
04

通貨戦争:バーガーの評決

古い牛肉が再び国際金融の世界を分けている。「通貨戦争」の妖怪だ。ドイツのブンデスバンクの総裁イェンス・ヴァイトマンは最近、中央銀行が減速する経済の行き返させる努力は、「為替レートをますます政治問題化する」ことにつながりうる、といらだっている。大きな債券ファンドマネージャーのピムコのビル・グロスは、経済が輸出業者を押し上げるために通貨を下落させる成長マッサージを熱望するにつれ、世界が1930年代を思い出させる通貨切り下げ競争に入っていると説明する。バーガノミクスは何を言わなければならないか?

ビッグマック指数は、エコノミスト誌の外国為替レートについての快活な分析だ。その秘密の素は購買力平価〈PPP〉の理論だ。それによって、価格と為替レートは長期的に調整され、国をまたいで貿易財の同一のバスケットの費用を同じにする。我々のバスケットはビッグマックだけを含んでおり、マクドナルドがどこでも(またはほとんどどこでも:インドでは我々は牛肉ではなく鶏肉を用いるマハラジャマックを使う)同じ原材料から同一の製品を生産する努力に頼っている。

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戦争ゲーム - 通貨切り下げ競争

2月
06

通貨切り下げを成し遂げるための別の戦い

多くの英国サッカー場は観戦の問題を抱えている。最近では健康と安全上の理由から競技場はすべて座席だが、ファンの中には座ることを拒絶するものもいる。彼らは試合中立ち、その後ろの人たちにそれに続くことを強いる。最後には、競技場のその部分のみんなが立ち上がる。誰の視界も改善しないが、みんなが大きく快適さを損なう。

外国為替市場は、今のところ同じような問題に直面している。ほとんどすべての国が、その輸出業者が価格競争力を持ち市場シェアを得ることができるように、その通貨を弱くしたいと思っている。しかし、ある通貨が下がれば、ほかのものは上がらなければならない。これらの国々はその通貨を戻そうとし、世界は最後には最初に戻る。

ブラジルの財務大臣グイド・マンテガは、2010年9月にその過程を「通貨戦争」と表現し、今週ロシア中央銀行の第一副議長アレクセイ・ウリュカエフは、次の切り下げ競争の警告をよみがえらせた。財務大臣の集まりユーロ・グループの長ジャン=クロード・ユンケルは今週、単一通貨の為替市場が「危険なほど高い」と呼んだ。ノルウェーの中央銀行は、たとえその国が住宅ブームのさなかにあるとしても、クローネの強さが金利を引き上げることに用心深くなる原因となるだろうというヒントを得た。

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富の神の新たな帝王

1月
10

新興世界の消費者は王様だ

諜報機関はめったに世界の明るい見方をしない。しかしアメリカ国家情報会議からの最新の報告(「グローバルトレンド2030:別の世界」)はかなり明るい。その会議はサイバー破壊行為から核の大量虐殺までの脅威を心配している(素晴らしく控えめな表現で、それは「ロシアがとても困難な国になりうる」と警告する)。しかし、今後数十年間のもっとも重要な傾向は地球規模の中産階級の成長だろうとそれは論ずる。

産業革命の始まった英国は、ひとり頭の所得を倍にするのに150年かかった。アメリカは30年かかった。中国とインドは、同じ偉業を短期間でより大きな規模でつかみ取っている。その結果は、よい家やその子供たちのための良い始まりといった中産階級の贅沢をする余裕のある人々の数の爆発だ。

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遺産への嗜好は地方の品種を後押しする - ワインの多様化

1月
04

土着ブドウの賞賛が、単にメルロー、カベルネ、またはシャルドネ以外の地球規模の多様化を促進している

10年間でどれほどの違いがあらわれたことか。1990年代の中ごろ、ワインの世界を巡って撮影したBBC2のためのテレビシリーズを作った。私は憮然とした予測でそれをチリで終えた。「私は未来を見、それはメルロー、カベルネ、そしてシャルドネだ。」

あたかも世界のヴィニョロンが地元のブドウ品種を根絶し、みんなが聞いたことのある「国際的な」ブドウの認められた魅力に置き換えようとしており、当時、それは本当にそう見えた。

たった10年後、反対方向への振り子の元気な振れは、すでに目立っており、現在の専門のワインバイヤーは、伝統的に育てられていた世界のわずかな場所の一つで育てられていなければ、メルロー、カベルネ、またはシャルドネに触れるのは難しいだろう。

彼らは、ヘアルームトマトのブドウ版である「ヘリテージ品種」と呼ばれる明白に地元のブドウであるものを嗅ぎ当てることにより関心を持っている。それは単にワインのトレンドというだけではない。それは、自然との調和、トレーサビリティ、地産地消運動、そして生物多様性の重要性への我々の認識の増加といったことへの我々の一般的な欲望と調和しているのだ。

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弱きものがその地を受け次ぐだろう - 通貨

10月
25

新たな政府の優先順位と非伝統的金融政策への熱狂は、通貨市場の動き方を変えている

歴史のほとんどにわたって、ほとんどの国は強い通貨を、または少なくとも安定したそれを欲してきた。金本位制とブレトンウッズ体制の時代には、たとえそうすることに必要な金利が経済の下降を促したとしても、政府は為替レート水準の維持に大きな努力をした。1930年代や70年代のような例外的な経済状況においてのみ、これらの努力があまりに痛みを伴うと考えられ、ペグは放棄された。

けれども、世界的金融危機に引き続いて、強さと安定は流行遅れになっている。多くの国はその通貨が弱くなるのに賛成しているようだ。それは、輸出業者が市場シェアをとる役に立ち、金融状況を緩和する。その経済状況への市場の信認として通貨の上昇から喜びを得るよりもむしろ、諸国は今警告で反応している。強い通貨は、そうなるとあとから率が下がっても何の利益も生まなくなってしまう輸出業者の破産を駆り立てうるだけではなく、輸入価格を下げることにより、母国でのデフレを作り出しうる。債務危機に置いては、所得の下落は悪いニュースだ。

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マジックマッシュルーム - ヴァイオリン製作

10月
19

菌に感染した木から作られたヴァイオリンは、ストラディヴァリのような音がする

数年前、フランシス・シュヴァルツェは普通ではないことに気が付いた。ザンクト・ガレンのスイス連邦素材科学技術研究所で働くシュヴァルツェ博士は、音が、菌の攻撃によって残った柔らかい木を通してよりも、固くて密度の高い健康な木を通しての方が早く伝わることを知っていた。しかし、菌の中には音を遅らせないものがある、と彼は見つけた。さらに、そのように影響された木の音響特性は、まさにヴァイオリン製作者が望んでいるものであるようだ。だから、シュヴァルツェ博士は、菌に感染した木からヴァイオリンを作り、それらがストラディヴァリのような音がすることを発見した。

シュヴァルツェ博士は、今、彼が「真菌木材」と呼ぶものを作るためにこの菌処理を標準化しようとしている。彼の望みは、それが、17世紀終わりから18世紀初めの間にアントニオ・ストラディヴァリによって作られたものにみられる、温かく芳醇な音色を、現代の楽器に賦与することだ。

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ああ、無情 - ヨーロッパの起業家

8月
04
ヨーロッパは、ユーロ危機を持っているだけではなく、成長危機も持っている。それは、野心的な起業家を奨励するのに慢性的に失敗しているためだ
 
東ベルリンのザンクト・オーバーホルツは、その地区のどのバーよりも流行だ。落書きに覆われたドア、傍若無人なアート、鋭いファッション、そしてBGMのビースティ・ボーイズ。それは、生まれつつある大事業家を探すような場所には、最初は見えない。しかし、彼らの存在には大きな意味がある。ヨーロッパの文化は、起業家にひどく無愛想だ。新興企業を巨大なものに育てようと思うことは、ピアスやパフォーマンスアートのように、まったくカウンターカルチャー的なのだ。
 
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