アデール・モーセ

証拠の本体 - 所得不平等と金融危機

3月
26

頂点への富の集中は金融危機の責任があるのか?

世界的金融危機の背後にいる悪役を探して、不平等を容疑者に指名するものもいる。シカゴ大学のラグラム・ラジャンは2010年の「断層線」の中で、不平等が危機の原因で、アメリカ政府は意図的な共犯者として働いたと論じた。1980年代初めの、大学教育をほとんどもしくはまったく受けていないアメリカ人労働者の賃金は、大学卒業資格を持つ者のはるか下にかつてないほど落ち込んだ、と彼は指摘した。停滞する所得の問題に反応するよう圧力を受ける中で、引き続いての大統領と議会は不動産への信用供与の洪水への道を開いた。

1992年に、政府は、住宅金融への二つの大きな資金源であるファニー・メイとフレディ・マックの資本要件を緩和した。1990年代に、連邦住宅局はその融資保証を大きな不動産を小さな分割払いで支払えるよう拡大した。そして2000年代には、ファニーとフレディはより多くのサブプライム不動産担保証券を買うよう奨励された。不平等が災害への下地を準備したのだ、とラジャン氏は論ずる。

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