ヨーロッパ

風が吹くとき - ヨーロッパの再生可能エネルギー

2月
09

今年の6月16日日曜日は、明るい日差しとかなりの海上の海風で、暑すぎないことではなく寒すぎないことでドイツ中で「3びきのくま」に出てくるようなちょうど良い日だった。ドイツの太陽光パネルと風力発電にはちょうどよく、そのピークでゆっくりとした週末にドイツの電力の記録的な60%を発電した。しかし、フランスとベルギーもまた、簡単に止めることのできない原子力発電をたくさん持っていた。だから、数時間の間、電力会社はその余剰電力を受け取るよう消費者に支払わなければならなかった。

負の卸売価格は、特にEnergiewendeとして知られる過程で原子力発電から去る強制行進中のドイツを中心にヨーロッパ諸国が再生可能エネルギーに向かうにつれて、より一般的になっている。時にはドイツは多すぎるほどに発電し、またある時にはそれは国境をまたいだフランスの原子力発電所から電力を吸い取らなければならない。そしてドイツの大臣たちは、気候が涼しく、日差しがなく、風が吹かないときに、停電の危険について依然として心配している。

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鉄道貨物のライアンエアーへの探索 - ヨーロッパの鉄道

12月
11

EUはより多くのものを鉄道で動かしたいと思っている。進歩はゆっくりだ

航空では、民間所有の低価格航空会社の到来が市場を揺るがし、伝統的な国営航空会社を後退させている。しかし、ヨーロッパの鉄道事業では、乗客サーヴィスでは依然としてほとんど競争がない。競争により多くの余地があってしかるべき貨物ですらも、その市場は依然として国有の既存の会社に支配されている。2年前に採用された欧州委員会の『運輸2050』計画は、2050年までにその大陸全土の半分の中距離物流を道路から鉄道(または水運)にすることを約束する。しかし、国境を越えた鉄道「回廊」の設計でいくらかの進歩がなされているものの、より多くの選択と競争がなければその計画はそれほど遠くには進まないだろう。

より新しい、民営の鉄道貨物会社は、その市場に入ろうとする彼らの試みは、既存の企業によって挫折させられていると不平を言う。CERハンガリーの社長ラスツロ・ホルヴァスは、普通鉄道運営と同じく軌道も保有している国有の大企業が、彼の会社のような若い民間企業が拡大しようとするといつでも意地悪になる、と不平を言う。

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北朝鮮のよう? - スペインとジブラルタル

10月
17

力による威嚇は、スペインの狙いを手の届かないところに押しやるだけだろう

マークス&スペンサーやBHSといった英国の繁華街の小売りや大きなモリソンズのスーパーマーケットで、ジブラルタルはもっとも英国風の場所のように見える。カモメ、生ぬるいビール、そして赤い電話ボックスを含めれば、上品ぶった英国の海辺の町の写真が完成するかもしれない。しかし、ジブラルタルは英国本土から1,800キロの所にある。この岩がちの露頭が接しているたった一つの土地は、イベリア半島で、そこからそれは南に向かってアフリカに、そしてジブラルタル海峡に突き出ている。そして、それは「女王陛下の政府」の形で選ばれた期間によって統治される英国海外領だが、その3万人の住民の多くは、英語と同じくらい自然に、しばしばアンダルシアの訛りで、スペイン語を話す。

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ユーラシアの綱引き

9月
14

EUはその東の隣国の未来についてロシアと競合している

それほど多く見るべきものはないが、ヴィリニュス郊外の穏やかな黄色煉瓦の建物は、独裁的なベラルーシに差し込む学問的自由のかがり火だ。欧州人文科学大学(EHU)は、ソヴィエト共産主義の没落の後に、哲学、歴史など多くのことに西洋式の教育法を促進するために、ミンスクに創設された。大統領のアレクサンドル・ルカシェンコは、それを2004年に閉鎖した。しかし、万難を排して、それは国境をまたいだリトアニアで、亡命での再生を果たしたのだった。

ベラルーシのプロパガンダはEHUを、反対派、さらには「テロリスト」の避難所として非難した。教師と学生は、特に選挙の時期には、KGBによって定期的に嫌がらせをされた。しかし、リトアニアとベラルーシに別れて1,600人の学生がいるEHUは、ほとんどがヨーロッパ諸国からの支援のおかげで、なんとかかんとか生き延びている。2年生の法学部学生マリア・スリアプソヴァは、人権派弁護士として働くために、母国に帰りたいと思っている。しかし、彼女はルカシェンコ氏が変わりそうだということに何の幻想も持っていない。よくても、EHUは、彼が権力を去った後にその国を運営するだろう人々を教育することができるだけだ。

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排出権取引制度よ、安らかに眠れ? - 炭素取引

6月
02

ヨーロッパの炭素市場改革の失敗は、世界中に反響する

世界最大の炭素市場は、喫水線より下に穴が開いている。4月16日、欧州議会はヨーロッパの旗艦環境計画排出権取引制度(ETS)を支持する試みを拒絶する投票を行った。すでに低かった炭素価格は、急落した。現れている世界の炭素取引網とヨーロッパの気候政策全体は、沈むかもしれない。

ETSは長い間混乱している。2013-20年に約160億トンに相当する、または欧州連合の総炭素排出の許可が会社に割り当てられ、彼らの間で取引できるようにするのは、キャップアンドトレード方式だ。幾分かは景気後退によりその許可への産業需要が減っているために、そして幾分かはEUが初期段階であまりに多くの手当てを与えたために、炭素市場には巨大な過剰能力がある。その余剰は、15-20億トン、またはだいたい一年分の排出量だ。価格はすでに2011年のトン当たり20ユーロ(30ドル)から2013年初めにはトン当たり5ユーロに下がっている。

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未来の燃料 - 木材

5月
03

ヨーロッパでの環境の狂気

どの再生可能エネルギー源がEUでもっとも重要なのか?たぶん太陽光?(ヨーロッパは世界中で設置された太陽光電池エネルギーの能力のうち1/3を持っている。)または風力?(ドイツは過去10年で風力発電能力を3倍にしている。)答えはどちらでもない。ヨーロッパで使われている再生可能エネルギーと呼ばれるもので断然最大のものは、木材だ。

棒やペレットから削りくずまで、そのさまざまな形で木材(またはその流行の名前を使ってバイオマス)は、ヨーロッパの再生可能エネルギー消費の約半分を占めている。ポーランドやフィンランドのようないくつかの国では、木材は再生可能エネルギー需要の80%以上を満たしている。風力や太陽光に巨額の補助金をつぎ込んでいるエネルギーヴェンデ(エネルギー変革)の母国であるドイツでさえも、非化石燃料消費の38%はそれらのものから来ている。ヨーロッパ諸政府が彼らのハイテク低炭素エネルギー革命について自慢した年月の後に、主要な受益者は産業化以前の社会で好まれた燃料のようだ。

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彼らは誰だ? - ルネサンス期のアフリカ人

3月
26

なぜ16世紀のヨーロッパ人アーティストがアフリカ人に魅了されたのかを問う新たな展示

ルネサンスの良く知られたアーティストの多く(ピーテル・パウル・ルーベンス、アルブレヒト・デューラー、そしてヤコポ・ダ・ポントルモなど)は、アフリカ人の肖像を描いている。しかし、彼らが描いた男たち、女たち、子供たちは誰なのだろう?何世紀にもわたって、これらのモデルはほとんど知られていなかった。ボルティモアのウォルタース美術館のキュレーター、ジョアニース・スピーサーが更なる発見をしようと決めた時までは。たとえ彼女がそれぞれの個人の名前を当てはめることができなくても、彼女は彼らの人生についてそして彼らがどこから来たのかについてより多く知りたいと思った。彼女の忍耐力は報われた。ウォルタースで始まり、今は6月9日までプリンストン大学美術館で開かれている「ルネサンス期ヨーロッパのアフリカ人の存在を明らかにする」は、啓蒙的で興奮させる展示だ。

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それを蓄えろ - ヨーロッパの金融取引税

3月
18

取引税の計画は、取り下げられるべきだ

出しゃばりな立法についての泣き言をいう、変動利付抵当と数ある場所の中で特にアメリカに精通した銀行員を捕まえておくどんな考えも、一か八かやってみなければならない、そうだろ?間違いだ。2月14日に公表された金融取引税(FTT)への欧州委員会への提案は、悪い設計の名作だ。

フランス、ドイツ、イタリアを含んだ11の欧州連合加盟国のグループは、資本と負債の取引に0.1%の税を、そしてデリヴァティヴの取引に0.01%を課したいと思っている。これらの国々は、英国やルクセンブルグといった金融ハブを含んだほかのEU加盟国が反対しているので、彼らだけで進んでいる。

金融取引への税の考えは新しいものではない。英国は1694年以来株式購入に印紙税を課している。ノーベル賞受賞経済学者のジェームズ・トービンは1972年に外国為替取引への地球規模の税を提案した。金融取引の上の収入の小さな部分をすくい、その施しから大きく利益を得ている産業から納税者のために金を取り戻すという考えは、自然の正義の感じを持っている。

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未来へのフラック - ヨーロッパの非在来型ガス

2月
28

ヨーロッパのシェールガスとオイルと抽出することはゆっくりで難しい仕事だろう

シェールガスとオイルは、アメリカをエネルギー自給に進ませ、その経済を手際よく押し上げる。ヨーロッパのシェールガス埋蔵は、大西洋をまたいだところにほぼ匹敵すると言われる。旧大陸はすぐに同じ利益を享受するのだろうか?

ヨーロッパのシェールガスへの望みと現実との不適合は、ウクライナでシェルが非在来型ガスを調べることをできるようにした1月24日に締結された契約にきちんと要約された。ウクライナの政治家は100億ドルの投資だと話した。シェルはより慎重な線を取る。その会社は確かにウクライナ東部でたくさんのガスを見つけたいと思っている。しかし、それは最初に地震テストをし、15本の試掘をする。その結果が失望するものだったら、ポーランドでエクソンモービルがしたように、それは立ち去るだろう。

ヨーロッパの頁岩層が本当にアメリカほど豊富だと証明されるかを言うのはまだ早い。ほんのわずかな試掘しか行われていない。エクソンは探査が最も進んでいたポーランドを諦めるかもしれないが、ほかの会社はより楽しんでいる。どの国が安いガスの富鉱帯を持っているかもしれないか決めるのは、かなり投機的だ、とドイツバンクの最近の報告は指摘する。抽出技術や生産率といった多くのことは流動的だ。

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歓迎されざるルネサンス - ヨーロッパの汚い秘密

1月
18

ヨーロッパのエネルギー政策は、すべてのありうる世界の中で最悪のものを届けている

石炭の生産と使用がアメリカで急落する一方で、ヨーロッパでは「我々はある種の石炭黄金時代を迎えている」と国際エネルギー機関のアニー=ソフィー・コルボーは語る。石炭からの発電量は、いくつかのヨーロッパ諸国では、年率換算で50%も上がっている。石炭は、ほかのどの化石燃料よりもキロワット時あたりで生み出される温室効果ガスが多くて、はるかに最も汚染のひどい電力源なので、これはヨーロッパの環境への熱望に対して物笑いの種になっている。どのようにこうなったのか?

物語はまたアメリカのシェールガスから始まる。アメリカの電力会社がガスにシフトするにつれ、アメリカの石炭採掘業者は新たな市場を探さなければならなかった。彼らは、中国の石炭需要が減速し世界の石炭価格を下げた時に、そうした。2011年8月から2012年の8月の間に石炭価格が1/3下がり、トン当たり100ドルを切った。これらの価格によりヨーロッパの電力会社は石炭を買いたがるようになった。そのアメリカからの石炭購入は2012年の上半期に1/3増えた。

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