ECB

ミルダかエウロパか?

8月
11

なぜいくつかの国は依然としてユーロに参加したいと思っているのか?

ラトヴィア人たちは愛情をこめて彼女をミルダと呼ぶ。その民俗的頭飾りと編んだ頭髪で、彼女は戦間期の最初のラトヴィア共和国の銅貨に現れた。彼女は、ソ連の下で失われた国の象徴になった。亡命者の間でミルダは人気のある贈り物だった。第二次世界大戦中にドイツに住んでいたグンデガ・ミチェレは、5歳の誕生日にブローチにはめられた5ラット通貨を与えられた。1991年のラトヴィアの再興で、ミルダはラトヴィアの紙幣の透かしとして(そして500ラット紙幣に)戻ってきた。今、その政府はその愛されたラットを、来年1月にユーロに変えたいと思っている。(その乙女は1ユーロと2ユーロのコインにだけ現れるだろう。)

多くのラトヴィア人のように、ミチェレ女史はその考えを承認しない。彼女は経済についてほとんど知らないことを認める。しかし、ナチスとソヴィエトの下でのラトヴィアの苦悩を記録するリガの占領博物館の理事として、彼女は象徴の力を理解する。寄付箱の中をじっと見て、彼女はラトヴィアの紙幣が「やわらかくて暖かい色」を持っているという。ユーロ紙幣の特徴のない建築の意匠は「何の感情的なつながりもない。」

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弱きものがその地を受け次ぐだろう - 通貨

10月
25

新たな政府の優先順位と非伝統的金融政策への熱狂は、通貨市場の動き方を変えている

歴史のほとんどにわたって、ほとんどの国は強い通貨を、または少なくとも安定したそれを欲してきた。金本位制とブレトンウッズ体制の時代には、たとえそうすることに必要な金利が経済の下降を促したとしても、政府は為替レート水準の維持に大きな努力をした。1930年代や70年代のような例外的な経済状況においてのみ、これらの努力があまりに痛みを伴うと考えられ、ペグは放棄された。

けれども、世界的金融危機に引き続いて、強さと安定は流行遅れになっている。多くの国はその通貨が弱くなるのに賛成しているようだ。それは、輸出業者が市場シェアをとる役に立ち、金融状況を緩和する。その経済状況への市場の信認として通貨の上昇から喜びを得るよりもむしろ、諸国は今警告で反応している。強い通貨は、そうなるとあとから率が下がっても何の利益も生まなくなってしまう輸出業者の破産を駆り立てうるだけではなく、輸入価格を下げることにより、母国でのデフレを作り出しうる。債務危機に置いては、所得の下落は悪いニュースだ。

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日本の教訓 - 世界的破滅

8月
18

危機から5年がたち、ユーロ圏は日本型の経済停滞の危険にさらされている。

5年前、事態は楽観的に見えた。2007年8月の第一週、投資家と主要な中央銀行によるその年の予測は、アメリカとヨーロッパで2-3%の成長率だ、というものだった。しかし、2007年8月9日、すべてが変わった。フランスの銀行、BNPパリバはサブプライム担保投資で大きな損失を発表した。同じ日、ヨーロッパ中央銀行(ECB)は緊急の流動性として(当時の1,300億ドルに当たる)950ユーロの注入を強いられた。危機が始まったのだ。

1年目の間、政策立案者は日本を案内としてまたはむしろ警告としてみた。日本の債務バブルは1991-2001年の「失われた10年」の原因となった。アナリストは共通して三つの教訓を引きだした。日本型の停滞を避けるために重要だったことは、一つ目に早く行動すること、二つ目に傷ついた貸借対照表をきれいにすること、そして三つ目に勇敢な景気刺激策を供給することだ。もし日本が基準とみなされるのならば、アメリカと英国は複雑な記録を持っている。ユーロ圏はまるで日本になっているかのようだ。

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市場の国有化

6月
10
金融政治複合体の興隆
 
過去5年間にわたって当局によってとられたそれぞれの段階は、経済を支え、金融制度を救うために設計されてきた。しかし、累積した影響は市場の忍び寄る国有化だ。中央銀行は、多くの豊かな世界の国債市場で最大のプレイヤーだ。株式市場は、中央銀行が通貨供給を拡大した時にのみ活発になるようだ。そして、銀行制度は暗黙か明示的にか政府の支持に非常に依存している。
 
銀行が最初だ。彼らは貯蓄者から借り手に、伝統的には家計部門から会社へ、資金を流すために存在している。しかし、現代の銀行は小口預金からだけでなく、市場からも資金を調達する。2007年までに、ヨーロッパの銀行は、より良い(投資適格の)法人の借り手よりも、安く市場から借りることができた。しかし、過去5年間、銀行の借り入れ費用は、一貫して非金融企業よりも高かった。これは、銀行の仲介業者としての役割についての巨大な疑問符を提示する。
 
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アンカラへのメッセージ - 新興市場

4月
22
なぜトルコは心配すべき経済なのか
 
多くの豊かな経済が陥っている窮地と比べて、ほとんどの新興経済はかなり良い形をしているように見える。確かに、多くが去年成長率が鋭く下がった。そしてユーロの未来への恐れが悪化するにつれ、いくつかの通貨や株式市場は不振に陥った。しかし、常習的にIMFの補助に頼っている最貧地域を別にすれば、主に東ヨーロッパのほんの少数の新興経済だけがIMFの資金に頼らなければならないだけだ。
 
この回復力は印象的だ。しかし、それが永遠に続くと推測するのは間違いだろう。豊かな世界の投資家が新興市場基金に資金を戻している時でさえも、それらの国々の重要な統計をさっと見れば、多くの場所が一つや二つの問題を抱えていることがわかる。インドは大きな財政赤字を抱えている。ヴェネズエラからヴェトナムに至るいくつかの国々は二けたのインフレを記録している。南アフリカはかなりの経常赤字を持っている。しかし、急速な信用増加と高いインフレから大きな対外赤字まで、標準的な困難の警告サインに基づけば、一つの国が目立つ。トルコだ。
 
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