国際金融

悪い記憶 - アジア金融危機

12月
21

1997-98年の地域金融危機のこだまが騒々しいが、誤っている

同じ川に2度入ることは決してできないが、それは忘れられないほどに親しんで見えるかもしれない。だから、最近アジアの通貨と株式市場がのたうちまわるにつれて、投資家と評論家が1997-98年の金融の嵐の亡霊を召喚するのは、驚くことではない。その危機は最初にタイで起こり、それからインドネシアと韓国がIMFの救済下に入った。それは地域経済を破壊し、インドネシアは32年間のスハルト独裁を倒した。フィリピンとマレーシアは、ひどいけがによろめいた。いま、その地域の市場関係者は、シリアでのアメリカ主導の軍事行動の可能性の帰結についての恐れが増すにつれて、そこが再び感染し、さらに悪くなることに神経質になっている。にもかかわらず、川は変わっており、不注意な人々を押し流しそうもない。

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粗い辺境の王 - アフリカの債券市場

3月
31

利回りの追求は投資家たちを異国的な領域に連れて行っている

合衆国財務省証券のつまらない利回り以上のものを求める投資家は、(アメリカ以外で発行されたドル債券が知られているときに)コートジボワールのユーロ債を考えるかもしれない。それは、コートジボワールが10年前にデフォルトしたときの債券への補償として2010年に発行された。これらの債券は、ひいては元アメリカ財務長官のニコラス・ブレイディの発明で、貧困国の債務負担を救うために設計されたブレイディ債券だった。

コートジボワールのユーロ債は、それ故に、2度嫌われている債務の残りなのだ。その債券は2032年まで満期が来ない。その発行国が内戦に巻き込まれたのはそんなに昔ではない。だが、それほどにも緊急なのは、2012年の初め以来その利回りが7%に半減した先進国政府国債の代替への欲求なのだ。退職者により多くの金利を支払う債券追求は、単にあらわれている過去の市場である先進諸国を越えて、報償そしてリスクがより大きな「辺境市場」まで、主流派年金基金でとられている。

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日本の教訓 - 世界的破滅

8月
18

危機から5年がたち、ユーロ圏は日本型の経済停滞の危険にさらされている。

5年前、事態は楽観的に見えた。2007年8月の第一週、投資家と主要な中央銀行によるその年の予測は、アメリカとヨーロッパで2-3%の成長率だ、というものだった。しかし、2007年8月9日、すべてが変わった。フランスの銀行、BNPパリバはサブプライム担保投資で大きな損失を発表した。同じ日、ヨーロッパ中央銀行(ECB)は緊急の流動性として(当時の1,300億ドルに当たる)950ユーロの注入を強いられた。危機が始まったのだ。

1年目の間、政策立案者は日本を案内としてまたはむしろ警告としてみた。日本の債務バブルは1991-2001年の「失われた10年」の原因となった。アナリストは共通して三つの教訓を引きだした。日本型の停滞を避けるために重要だったことは、一つ目に早く行動すること、二つ目に傷ついた貸借対照表をきれいにすること、そして三つ目に勇敢な景気刺激策を供給することだ。もし日本が基準とみなされるのならば、アメリカと英国は複雑な記録を持っている。ユーロ圏はまるで日本になっているかのようだ。

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安全への渇望

5月
13

安全資産の不足が、なぜいくつかの政府債権の利回りがとても低いのかを説明している

先月、格付会社のスタンダード&プアーズは、アメリカの公的債務への評価を、2年以内にトリプルAの信用格付が1/3の確率で下がる可能性があるとして、「安定的」から「弱含み」に下げた。この警告は、S&Pが70年前に政府債券の格付を始めてから最初のことだ。そしてそれは、アメリカの巨大な財政赤字を削減するために機能する案はすぐには合意されないという懸念を反映したものだ。

批難は厳しかったが、金融市場からの反応は、うんざりするようなものだった。金融市場は動揺した後財務省証券に再び人気が集まった。10年債の利回りは、その日の最低で終わった。株式市場は下がったが、数日で回復した。ユーロ地域をほぼ被った財政危機の最中に、そのような無関心は異常なことのように見える。しかし、それはアメリカに限定されたものではない。去年日本の公的債務はそのGDPの220%にも及んだ。しかし、10年ものの日本国債の利回りは夏に1%を下回り、円は他通貨に対して急騰した。

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