通貨への我々の気楽な指針は、ユーロ圏を近くで見てみる
連邦準備銀行による資産購入終了の見通しは、外国為替市場での回転を惹き起こしている。新興市場通貨が下落し、ドルへの強気の買いが増すにつれて、パンの間を読むべき時だ。ビッグ・マック指数は、エコノミスト誌の為替レートのはかりだ。それは、長期的には為替レートは財とサーヴィスの同一のバスケットの価格が国境をまたいで同じになるように調整してしかるべきだという購買力平価(PPP)理論に基づいている。我々のバスケットには、ひとつのものしか含まれていない。(牛ではなく鶏肉を使ったインドのマハラジャマックを例外として)ほとんどどこでも同じ内容物を使っている、ビッグ・マックだ。バーガーを買うには、アメリカで4.56ドルなのに対して、ノルウェーでは市場の為替レートで7.48ドルかかるので、ノルウェーのクローネは我々のはかりでは65%過大評価されている。
ほかの通貨はとても生焼けのように見える。ドルは、アメリカよりも南アフリカでは2.5倍多くバーガーを買え、インドでは3倍買える。しかしながら、労働費用がより貧しい国では低いので、先進国の価格を途上国のものと比べるのは、問題だ。中国の元は我々の基本的なはかりでは43%過小評価されている。一人あたりのGDPで調整すると、それは公正価格のたった4%下なだけだ。