米の山 - タイ経済

ますます不人気な政府は、その最悪で最も費用がかかる政策にこだわる

それは、インラック・シナワトラの政府にとって幸せな二周年ではなかった。自身元首相だった彼女の兄のタクシン・シナワトラへの多数の強硬な反対派が、タクシン氏の過去の犯罪への恩赦を与え、亡命からの復帰の可能性を開きうる法案に対するデモをするために、8月7日にバンコクの街路に繰り出した。たぶん、インラック女史は、今では、いつものクーデターのうわさとともに、これらの種類のデモに慣れている。たぶん、より心配なのは、彼女の政府の長所だと思われる経済実績についての、広がり増加するうろたえだ。

今週、バンコク大学によって行われた世論調査は、その政府への支持率がその最低水準に下がっていることを見つけた。その評判を最も傷つけているのは、米を補助するその主要な枠組みだ。これは、遠くから妹の政策のほとんどを指示するタクシン氏の発明品だった。それは、2011年の選挙運動中に、有益な得票源だった。しかし、その費用はいま、政府の財政と経済全体の両方を危険にさらしている。

その米の補助金は、古典的なタクシンの人気取り政策だった。タイ人の2/5が農業に従事しており、そのほとんどはコメ農家だ。インラック女史は、もし選ばれたら、玄米をトン当たり市場価格の約倍の1.5万バーツ(約500ドル)で農民から直接買うだろうと約束した。これは、カネを貧しい農民のポケットに入れ、国内需要を刺激するだろう。否定的な人々は、その計画がありえないほど高いだろうと警告した。しかし、タクシンの顧問は、このように米を世界市場から引き揚げることは、価格を上げるだろうといった。タイは世界最大の輸出国だったので、政府はその穀物在庫をあとから売ることによって、利益を現金化できただろう。

奇妙な理論はそんなものだ。実際には、その輸出が(その補助金枠組みの最初の通年で、400万トン、または1/3)のたうっているタイを、他の国々が価格で下回っている。インドとヴェトナムが、最大の輸出国としてタイを追い越している。買い手を見つけることができず、タイ政府はそれを1,800万トン積み上げることを強いられており、それは米の全世界の年間貿易量の半分近くになる。米を農民から買うことは破滅的に高く、その1年目にタイ政府に125億ドル使わせた。今年、その費用はGDPの4%に当たる150億ドルに上がると予想される。米を貯めることはまた、管理運輸費用をもたらし、新しい倉庫を必要とする。

倉庫に積み上げられている米の品質についての懸念もまた、持ち上がっている。米はいつも劣化するが、在庫が標準米を汚染しているのではないかという疑念が増している。犯罪ギャングと不正直な役人が、政府の施しから利益を得ようとしてカンボジアやミャンマーから何千トンもの安い穀物を密輸しているといわれる。この米がタイの穀物に混ぜられている。タイの米のかなりの量が、最上級のジャスミン米のホーム・マリだ。だから、品質と評判が問題になる。

貧弱な品質が、なぜ米の在庫の直近の競売がそれほど残念なものだったかの理由の一つかもしれない。政府は望んだ100万トンにかなり及ばないたった21万トンしか売ることができなかった。しかし、これはまた、まったく経済の問題でもあった、と家族経営の輸出業者ライスランド・インターナショナルの社長ヴィチャイ・スリプラセートは語る。政府があふれた在庫をあとからどんな価格でも売るだろう時に、なぜ今買うのか?
 

一里塚

それは大失敗だ。しかし、それほど多くの政治的資本を投資して、インラック女史は続けることを誓う。彼女は、彼女は、例えば補助価格をトン当たり1.5万バーツから1.35万バーツに減らすことによって、その計画をいじくりまわそうとしている。それは、彼女の主たる地盤であるコメ農家を怒らせただけだった。彼女は素早く撤回したが、もう一度やろうとしている。彼女の政権は、他の政府がコメを買う契約を半狂乱になって守らせようとしているが、これは在庫をほんの少しへこませるだけだ。イランは25万トンを買っている。

一方、その米の枠組みを取り巻く無能さと不正が日々明らかになることは、政府の立場を悪くし、投資家は公的金融のより広い影響について不平を言う。政府債務の水準は上がり、格付け機関のムーディーズはその米の枠組みがその国の財政規律にリスクを課すと警告している。
 

発行日: 
2013-08-10
雑誌名: 
記事区分: 
主地域: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加