自分の足を撃つ - 50歳のアフリカ連合

国際司法をバカにすることは、その大陸の勃興を妨げるかもしれない

その大陸中からの国家元首が、アフリカ連合とその前身のアフリカ統一機構の50回目の誕生日を祝って、エチオピアの首都アディスアベバに5月27日に集まった。彼らは、何十年も前に彼らが協力すると想定されたことをいかによくやったかを祝い、それからハーグの国際刑事裁判所への一斉攻撃の火ぶたを切ることによって物事に少し風味を添えた。現在その連合の議長を務めるエチオピアの首相ハイレマリアム・デサレンに率いられて、彼らは様々にその裁判所を人種差別でアフリカ人を「狩っている」と非難した。

それが11年前に運営を始めて以来、その裁判所がほかのどの大陸よりもアフリカに注意を払っているということは事実だ。しかし、それは、その大陸がちょうど過剰な恐ろしい内戦を経験しており、その司法制度が全体として最も堅固でないためだ。その騒ぎに出席した大統領のうち二人がその裁判所に狙いを定められている。スーダンのオマル・アル=バシルは人道に対する罪で指名手配されており、ケニアの最近選ばれた大統領ウフル・ケニヤッタは似たような罪で今年の終わりに審理に立ちはじめる。

どちらの訴訟も、その裁判所は非常に誠実に、被告が本国では期待できない程度の開放性で行動している。ケニヤッタ氏は彼の弁護の準備をするために追加の時間を与えられている。今のところ、彼に対して証言するつもりの何人かの証人は沈黙している。

彼の訴訟をハーグの法廷からケニアに戻すようにと言うアフリカ連合の要求は、後戻りだ。ケニアの司法制度は、2007年終わりの選挙の後の2008年の初めの大衆暴力を組織したとして非難されたケニヤッタ氏ほか数人の政治家を訴追するのに2年間苦闘している。それから国際法廷に後を引き継ぐよう頼んだのはケニアだった。それを今人種差別だと非難することは、親民主主義のアフリカ人運動家が非難する人権侵害を暴君が正当化するのに使っているポピュリズム気味だ。たまたまハーグの首席検事ファトゥ・ベンスダは尊敬されたガンビア人だ。34のアフリカの政府が、その国際法廷の設立規則に署名している。今のところ、30人が告訴され、半ダースが拘束されたけれども、たった一人のアフリカ人、コンゴ人のトマス・ルバンガだけがその法廷で有罪宣告されている。

急速な経済成長の10年とその大陸の最悪の戦争のほとんどが終わったことは、かつて裁判所で裁判に直面したり、それによって依然として調査されているアフリカの指導者たちを勇気づけている。彼らは、自身の失敗から注意をそらすために、民族主義者の太鼓を打ち鳴らすことに惹かれている。しかし、アフリカの最近の勃興は、小さくない部分で、それが国際的なルールやよりきれいな統治にしっかりと固着したためだ。これは外国投資家を惹きつける役に立ち、何百万人ものアフリカ人の起業家的才能を解放している。ハーグの裁判所への軽視を表すその大陸の指導者たちは、アフリカが興隆しつづけるのを難しくしている。
 

発行日: 
2013-06-01
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