少年から大人へ - サッカーアフリカ選手権

最高に追いつくのは、経済よりもサッカーでは簡単だ

ルステンブルクのロイヤル・バフォケン競技場には4.4万人の観衆を収容できるが、キックオフ時にはやっと1/4が埋まっていただけだ。メインスタンドの最前列の角は、現在南アフリカで行われている第29回サッカーアフリカ選手権(Afcon)の優勝候補の一つ、コートジボワールのオレンジをまとったサポーターで満たされている。1月25日の彼らの対戦相手は、太鼓を打ち鳴らす騒がしいファンに応援されたチュニジアだった。グラウンドに散らばっていたのはホスト国南アフリカのチーム、バファナ・バファナ(少年たち)の黄色いシャツを着たサポーターだった。地元の人たちは3-0で勝ったゴールのうち2つが試合の終わりごろに入ったコートジボワールを応援した。それまでに、その競技場は半入りに近づいた。

南アフリカの商業首都ヨハネスブルクの北西にあるルステンブルクは、ゴールポストを融かすには十分なほど暑かった。1週間前にホスト国が小さなカーボ・ヴェルデにスコアレスドローを喫した時、その大会は雨降る夕べにずぶぬれになって始まった。バファナ・バファナの不発は、すでに注意を惹くのに苦労していたその大会の前兆を示した。しかし、アンゴラに勝ち、モロッコと引き分けて南アフリカが決勝トーナメントに進出すると、国の鼓動は少し速くなり始めた。

準々決勝に到達した8か国の一つであるカーボ・ヴェルデは、今のところその大会のおとぎ話になっている。その人口はたった50万人で、だからそのチームはポルトガルとオランダの移民から多く選んでいる。その監督のルシオ・アントンは、その仕事の航空管制官を休んでやってきた。準備として、彼はレアル・マドリーのポルトガル人監督ジョゼ・モウリーニョをシャドウイングするために12月に1週間を費やした。

Afconはふつう2年ごとに開かれるが、(2010年に南アフリカで開かれた)サッカーワールドカップとの衝突を避けるために偶数年から奇数年に変わったので、たった1年しかマーケティング期間がなかった。南アフリカは、リビアが革命の後で開催ができなくなった後にAfconの開催を決めたばかりだった。

サッカーの雑魚が驚きを起こしがちな一方で、南アフリカのような比較的豊かで人口の多い国々はしばしば苦戦する。ミシガン大学のスポーツ管理学教授ステファン・シマンスキは、その国の富・人口とサッカーの成功は特に強い結びつきを持っていないと語る。多くの専門家が、アフリカが先進諸国の追いつこうとするときのその大陸の経済的繁栄に興奮する一方で、シマンスキ氏はサッカーの水準がはるかに長く「収斂」していることを見つける。依然として、(カメルーン、セネガル、そしてガーナという)たった3チームしか、ワールドカップの準々決勝に進出していない。サッカーの世界的組織のFIFAのランキングでアフリカ最高の14位につけるコートジボワールはGDPランキングでやっとトップ100に入るところだ。GDPで25位の南アフリカはFIFAランキングで85位だが、今年の終わりまでにはもっと高くいきたいと思っている。
 

発行日: 
2013-02-02
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