森の有限性 

世界の熱帯雨林を救う枠組みはまだ本当とは思えない

空は広がっているので、林冠は土砂降りからはほとんど守ってくれない。だから、オランウータンは木から葉を切り離し、ひどい小さな傘を作って彼らの頭を覆う。これは愛らしい人間のしぐさなのだが、雨に濡れないためにはほとんど全く無意味だ。そしてこれらの生き物が救いようがなく見えるのはただ雨だけではない。彼らの熱帯雨林の生息地は絶え間なく破壊され、その種全体が存亡の危機にさらされている。

ボルネオのインドネシアの中央カリマンタン県では、彼らはタンジュンプティン国立公園の端で彼らの福祉のために設けられたキャンプでくつろぐことができる。しかし、415,000ヘクタールの保護された熱帯雨林は、オイルパーム農場に囲まれている。これらのオランウータンは農場への道を作るために切り払われた森からの難民だ。人々がこの生き物が好きで、保護論者が献身的に働いても、その公園は彼らの情け容赦ない現象を阻止するのには十分ではない。 パームオイルや、木材、石炭、金、ジルコン、そして他の森の植物や鉱物資源はあまりに金になりすぎる。

しかしオランウータンへの見通しは最近上向いてきている。気候変動の恐れによって、森が維持しているのはただ野生動物だけではなく、地球そのものだということについて関心を惹くことになっている。発展途上国が木を切らないことに対して金が支払われるという枠組みの概略は合意されている。例えばインドネシアは、世界で3番目の炭素排出国であるという悪評にいらだっている。彼らは2020年までにその排出量を26%か、もし外国からの資金が具現化するの ならば41%減らすことを約束している。これは森林伐採を減らすことによって成し遂げられるだろう。

しかしながら、「森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD)」と呼ばれるこの枠組みを実際に機能させるのはインドネシア全体でもタンジュンプティンだけでも簡単だとは証明されていない。公園の隣には、湿地の森が広がっており、そこはほとんど劣化しているが、炭素がたくさんある。インフィナイトアースという香港の会社はここをリンバラヤと呼ばれるREDD事業のためにとっておいてある。ビルート・ガルディカスという1971年からタン ジュンプティンでオランウータンの研究をしている有名な霊長類学者はこの考えにぞくぞくしている。公園内の彼女のケアセンターに300以上いる助けられたオランウータンは危険な市に野生状態に戻すことができるかもしれない。

リンボラヤは他の利益も提供するようだ。木は再び植えられたり、保護されたりする。(ボルネオの森は他の地域よりもヘクタール辺り3種多くの木がある);森は再生する;1万人くらいの人が漁業収入を増やすなどの「地域開発」計画から利益を得る。そして地球は巨大な炭素排出をしなくて済む:ある計算では、30年間で7500万トンだとも言われている。ロシアの巨大エネルギー企業であるガスプロムを含む計画への投資家はそれが儲かると見てカーボンクレ ジットへのいくらかの前金を払っている。そしてそれはほとんどの厳しい認証過程を通過した。

しかしガルディカス女史が心配しているのは計画が動かないのではないかということである。3年が経過しても、最終の土地利用布告はまだ出ていない。問題はREDDに付きまとっているものだ。認証を得るためには、リンバラヤが本当に危機にさらされていることを示さなければならない:危機にさらされていない木やこけ地を保護することにはカーボンクレジットは付与されない。リンバラヤの場合、恐れは十分に深刻だ。この地域はパームオイル農場への変更への予 備免許といったいくつもの重なり合った認可にしたがっている。既に土地使用権に投資しているこれらの免許の持ち主は普通それを諦めるのに消極的だ。

計画についてくるものに従えば、相手方がかなりの力を持っている政治的な戦いだ。それはまたREDDに関わるインドネシア国内で争われている境界の戦いも反映している。去年の5月インドネシア大統領のスシロ・バンバン・ユドヨノは今年の1月1日からの2年間の商業伐採停止を発表した。かわりにノルウェーはREDDの支払いとして10億ドルを委託した。

同時に、中央カリマンタンは、提供される金のにおいをかぎつけたほかの地域との激しい競争に勝って、国のREDDの枠組みのパイロット地域に取り上げられた。ノルウェーは既に3000万ドルを支出した。それは、REDDの実行をゆだねられた、ユドヨノの「デリヴァリー・ユニット」の長であるクントロ・マンクスボロトのジャカルタ事務所の机に取り付けられている280枚の地図がついたスーツケース大の本を作るのに役立った。地図は伐採禁止を正式なも のにすることを意図した長期間期限切れになっている大統領布告に付けられる。しかし、地図も布告も議論を呼んでいる。地図は暗い緑でインドネシアの未開発のジャングルを示し、明るい影で主にその周りの二次的な森を示している。クントロ氏の好きな布告の草案では、伐採停止は全ての緑の地域を覆うものだとしている。ライヴァルである森林相の草案では、未開発の森林だけをカヴァーしており、その多くは、活動家が言うにはいずれにしても保護されている。

 

金は木の上でまだ成長している

ノルウェー人とクントロ氏は布告の発行と実に伐採停止それ自身の遅れの重要性を控えめに言う。彼らはそれは、インドネシアの土地利用の根本的精査と森林管理システムといった、方法から目的までほとんどに影響すると議論する。これらは長い間不正で穴だらけにされてきた。1988年に終わった32年間のスハルト独裁の下で、森林の土地利用権はクローニーキャピタリズムの武器庫の中の武器になった。それらの伝統は壊すのが難しい。

クントロ氏自身に多くの望みが備わっている。彼は恐らくインドネシアの最も尊敬される公務員だ。しかし成功は大統領の政治的意思に関わっている。ノルウェーの環境開発担当相であるエリック・ソルヘイムは5年間で森林破壊を70%減らしたブラジルの勇気付けられる例を持ち出す。「インドネシアはより難しい。」と彼はしぶしぶ認める。ガルディカス女史は彼の言っていることがわかっている。「彼らはみなすばらしい話をする。しかし森は破壊され続けてい る。」

Banyan欄より

 

発行日: 
2011-04-16
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