カドニウムの裏打ち - 電機廃棄物の政治

積みあがる電機廃棄物の山は、利益も醜聞も意味しうる

貧しい国々は、長い間豊かな国々の有毒なごみの一般的な行先だった。1987年に、あるイタリアの輸入業者がナイジェリアの村ココに8,000の穴空き樽を捨てたことにより国際的な怒りを惹き起こした。1月9日に、ナイジェリアは、英国のティルベリーからの船に使えなくなったテレビ、コンピューター、電子レンジ、そしてステレオを満載した二つの12メートルコンテナを持ち込もうとしたとして輸入業者に100万ドルの罰金を科した。過去3年間でそのような事件は5件目だ。

壊れた電機製品のごみ、もしくは電機廃棄物は、電化製品の寿命の短縮と発展途上国で出現する中産階級での消費者家電への欲求に加熱され、ほかの種のごみの3倍の率で伸びている。1998年に、アメリカは2,000万台のコンピューターを捨てた。2009年にはその数字は4,740万台に増えた。中国だけでも、アメリカの獲物の40%に当たる1.6億台の電化製品を捨てた。2011年のコンサルタント会社のパイク・リサーチによる報告は、世界の電機廃棄物の量と重さは今後15年間で倍以上になると推計する。

廃棄物取引を規制する国際的努力は、1989年にここの争いの後で可決されたバーゼル条約の周りで回る。それは、先進国が貧しい国で有害なくずを捨てるのを止めることを狙っている。しかし、電機廃棄物は単に有毒なだけではない。それは貴重な金属も含んでいる。プロセッサー、チップ、そして(「金の指」と呼ばれる)接続ピンは、銀、金、そしてパラジウムの層を含んでいる。これらの「鉱床」は、掘り出した鉱石の40-50倍豊かだと、国連大学によって行われた研究は言う。他のそれほど価値のないそしてより問題をもたらす「都市鉱山」の鉱脈は、カドニウム、鉛、そして水銀を含んでいる。

ベルギーのユニコアやカナダのエクストラータといったハイテク再生業者は炉と溶剤を使って金属の95%まで取り出すことができる。しかし、より汚い方法はより安い。中国南部の貴嶼地域では、10万の人々が電機廃棄物の再生で働いている。ここは「電機廃棄物のゼロ地点」だと環境団体のバーゼル・アクション・ネットワークのジム・プケットは語る。標準的なやり方は、基盤を熱することによってプラスティックを分け、それから酸で金属を濾すものだ。労働者はやけど、煙の吸引、そして鉛などの発がん物質による害の危険がある。近くの汕頭大学による研究により、地元の女性の間で高い流産率があることがわかった。

今のところ、製造業者は彼らの製品が簡単に分解されきれいに循環するようにはほとんど何もしていない。プケット氏と彼の仲間は、西側が「害の輸出」をするのを止めるために電機廃棄物の全面禁止を望んでいる。バーゼルの批准国は電機ごみを含むだろう有害ごみの輸出の一般的禁止に向けて2011年10月に大きな一歩を踏み出した。しかし、貧しい国々はすでに世界の電機廃棄物の1/4を生み出している。彼らは早くも2018年には先進国を追い越しうるのだ。貿易をやめさせることは、酸を大釜でぐつぐつさせることをやめさせないのだ。

上海に拠点を置く記者で新著「廃品置き場惑星」の著者のアダム・ミンターは、中国の賃金と位置がそれに比較優位を与えると語る。「貴嶼がiPadの作られているところととても近いのは偶然ではない。」彼は語る。国連大学の電機廃棄物専門家Feng Wangは、貴嶼当局がより安全なハイテクリサイクル工場を支援していると注記する。ミンター氏は、そこのほかの回収業者が基盤から価値のある部分を除去させるために熱した遠心分離機を使っていると語る。それはにおいを吸収するために炭フィルターを持っている。貴嶼は西洋の健康安全標準に合っていないだろうが、「それは中世から1970年代に進歩した」と彼は語る。

これらの保証はプケット氏にとってうつろに響く。彼は、事態が間違った時に施行できる安全ルール、労働者への医療、そして不平をただすための裁判所が発展途上国に欠けていることを引用する。貧しい国々がこれらの準備を欠いている間、先進国はそれらの国に電機廃棄物を送るべきではない、と彼は語る。そして、多くの国々は全くリサイクルしていない。最後にナイジェリアについたほとんどのテレビとコンピューターは捨てられる。ナイジェリアの議会は現在電機廃棄物の取引をまとめて禁止する法案を考えている。中国人はそれを歓迎するかもしれない。
 

発行日: 
2013-01-26
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