再び飢えている - サヘル

飢饉の繰り返される脅威に合わせて準備するより良い方法があるに違いない

サハラ砂漠の南の縁に広がった広大な乾燥地であるサヘルで、ほぼ1,900万人の人々が食料不足になっている。国連によれば、100万人以上の5歳以下の子供たちが死の危険にあるという。さらに300万人が、「激しい栄養失調」だとそれは言う。6月19日に、それは、世界のより豊かな国々に、飢餓を寄せ付けないようにするために、16億ドルを見つけるよう頼んだ。

これはここ7年でその地域を襲った3度目の大きな食糧危機だ。今回のものは、旱魃、去年の貧しい収穫、高い食料価格、そして半ダースのサヘル諸国の中の一つであるマリの不安定によって引き金が引かれた。その理由は2005年や2010年とほとんど同じだ。危機ではない年でさえも、国連の子供関連機関であるユニセフはその地域で87万の極度の栄養失調の事例を取り扱っているという。

ロンドンの東洋アフリカ研究学院のカルロス・オヤは、この慢性的な不安定が、自然によるものではなく政策の失敗の結果だという。この地域での灌漑は不適切だ。政府は正しい穀物準備の積み上げができていない。その大陸の反対側で政治闘争に荒らされているジンバブエのような国でさえも、約40万トンのメイズの備蓄をしている。

開発機関もまた、責任の一端を分け合っている。警告が発せられた時に、早く反応するようになっているけれども、緊急食糧援助はしばしばほんのわずかな違いしかもたらさない。サヘルが本当に必要としているものは、それ自身が飢饉の脅威の再発に対処できるようにすることだ。

主に必要とされるのは、例えば現金収入計画や人々がやけになってその動物を売ってしまわないようにする食料ヴァウチャーといった、食糧危機に早く反応するための組織や安全網とともに、長期的な農業の改善だ。

援助機関と支援者は今、新たなはやり言葉である「回復力」と打ち立てることについて話している。2011年9月に、開発と援助組織の連合のサヘル作業グループは、その主題に影響を与える報告を発表した。ヨーロッパ連合が最近後に続いた。

ロンドンのシンクタンクの王立国際問題研究所の食料安全保障専門家ロブ・ベイリーは、回復力の考えは新しいものではないが、それは開発の考え方に変化を要求する、と語る。人道開発計画は、しばしばお互い別々に行われる。緊急援助はひとたび危機が公式に宣言された時にのみはじめられうる一方で、開発基金は厳密な計画と時系列に従う傾向にある。ベイリー氏は、開発計画は代わりに工夫されるべきだと語る。そうすれば、それらは危機の時に「柔軟」になれ、緊急援助を提供できる。

これは起き始めているかもしれない。アメリカの政府援助機関のUSAIDはいま、その計画のいくつかの中に、「危機調整要素」を含んでいる。国連の子供関係機関のユニセフは、その緊急栄養計画をサヘルにわたっての公共栄養センターでの出生後ケアの改善のために使っている。慈善団体のルター派世界援助は、ナイジェリア、マリ、そしてブルキナ・ファソで、労働者が灌漑システムを作り、土壌を補充する現金収入計画を運営している。そして国連機関は、支援者に対して、そこでのクーデターの後でマリへの開発基金を凍結し、その資源のいくらかを「回復力建設」に移すよう説得している。
 

発行日: 
2012-07-07
雑誌名: 
記事区分: 
主地域: 
主カテゴリー: 
キーワード: 
0
まだ投票はありません

コメント

コメントを追加