豊穣の角 - ユニコーンとその神話

クロイスターズは、ユニコーンの祝賀とともに、その75回目の記念日を記録する

純白で、サラブレッドのような優美さで、そのおでこから突き出る長く先細りする角を持つユニコーンは、古代から人々を欺いている。目撃例は、ドイツとインドの森で報告されている。キリスト教徒はその存在証拠を、ユニコーンの異常な強さを証言した4世紀のラテン語の聖書に見つけた。水をきれいにし、病気を治すと言われるユニコーンの角の形で、素材の証拠があった。特権的な少なさのために、それらは大事に保有された。女王エリザベス1世は二つ持っていた。

その生物の珍しさはその魅力を強めた。神話は、ユニコーンの行動と精神的な重要性について成長した。これらは、中世にその影響力の頂点に達した、ユニコーンはキリストの象徴とみなされた。彼らを追い求めることは、受難の物語なのだ。彼らはまた、上品な愛の象徴にもなった。誰も、そしてどんな獣もユニコーンを捕らえることができないのに対して、乙女の見た目と香りはすぐに彼を飼い馴らすだろう。

メトロポリタンのクロイスターズ別館での魅力的で教育的な新たな展示会「Search for the Unicorn: ユニコーンを探して」は、この美しい生き物についての考えの長い歴史を見渡す。それは、その博物館の75回目の記念日を記録するのにあった主題だ。その建物、そのコンテンツのほとんど、ハドソン川を見渡すその56エーカー(23ヘクタール)の公園、そして木に覆われたパリセードへの牧歌的な風景すらも、すべてジョン・D・ロックフェラーによってメトロポリタン博物館に贈られたものだ。クロイスターズのもっとも有名な芸術作品とそのもっとも秘蔵の所有物である1500年ごろの7枚からなるタペストリー『一角獣狩り』もそうだ。

40程度の幻想的な作品は、キリスト教とユダヤ教、西洋と東洋、中世とルネサンスのユニコーンの概念への旅に連れて行く。ペルシャの『王書』(『シャー・ナーメ』)の14世紀初めの写本からのぜいたくに印刷されたページは、イスカンダル(アレクサンダー大王)が黄褐色のユニコーンと戦い、勝っているのを示す。ヨーロッパの自然史からのページは、毛むくじゃらの重苦しい獣を描く。他のそのような本では、彼は優美でスマートだ。

実際的ではないがものすごいのは、作らせた高官の威厳を宣伝する、ユニコーンが跳ね回る彫刻をした骨のドイツの誇示用の鞍だ。18世紀のポーランドの銀のトーラークラウンは、どちらも特別な強さの象徴であるユニコーンとライオンで飾り立てられており、生きた動物としてのユニコーンが滅びた神話にちなんで作られた。そこには、小さな北極クジラからの8フィートのイッカクの牙もある。1600年までに、イッカクはユニコーンの角の本当の素として知られた。しかし、その生物は芸術の中に生き続けていた。

展示されている最も感動させる作品は、ロックフェラーシリーズからのタペストリーである、『囚われの一角獣』だ。一頭のユニコーンが木製の柵の中で休んでいる。たくさんの花が地面を覆っている。金の鎖が彼の首輪を(多産の象徴である)ザクロの木の幹に結び付けている。赤い汁がそのユニコーンの純白の毛に滴っている。その野生動物は彼自身を愛するのを諦めている。これは官能的で優しい画像だ。近くの部屋の残りのタペストリーは、攻撃性、裏切り、そして死についての異なった物語を語る。

『一角獣狩り』の中の多くの人々、動物、そして惑星の素描と織り込みは、豊かで、複雑で、注意深く観察されている。評判では、その生物は誰よりも速く走り強いかもしれないので、ある乙女が彼を誘うために森に招かれ、そして彼女は何と陰険な顔をしていることだろう。その戦術は成功した。彼は跳ね上がり、飛び込み、そして殺された。幻想的な生物で、戦争と同じく贅沢と愛の象徴である、ユニコーンは、確かにクロイスターズまで旅をする価値がある。
 

発行日: 
2013-06-15
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