暗闇の芸術 - コンゴの国連

ほとんど顧みられないが、国連はその最初の戦争を戦おうとしている。それはやる価値のある賭けだ

アフリカの経済は徐々に上昇しているが、コンゴ民主共和国では、多くにとっての生活はこれまでと同じくらい悪い。武装した男たちが罰を受けずに強姦略奪をする。反乱集団は、鉱物資源と農業潜在力の豊かな広大な土地を恐怖で満たしている。結果として何百万人もが亡くなっている。そして、何年にもわたって、外部世界は肩をすくめる以上のことはほとんどしていない。その主要な努力である14年目になる国連の平和維持活動は、遠く離れたところで殺人的な無秩序にもぐりこむ前に、隣のルワンダでのジェノサイドによって発火した民族紛争として始まった「アフリカの世界戦争」を終わらせるのに失敗している。

今、事態は変わっている。ルワンダ政府は最近までコンゴの反乱軍を支援していたが、その残酷さと国際的な怒りに辱められて、その支援をやめた。それは、無駄にするには惜しい機会を贈るので、国連の安全保障理事会は、少なくとも反乱軍のいくらかと戦うために3,000の軍隊を展開して、新たな政策を試している。国連の記章をつけた南アフリカ、タンザニア、そしてマラウィからの兵士たちは、コンゴ東部で大混乱をまき散らしている非正規軍を引き受けるだろう。

これは、国連が自分の軍隊を戦いに送り込む初めてのことだ。過去には、安全保障理事会は「すべての必要な力」の使用を承認しているが、戦いを意思のある国からの一団に委任している。朝鮮戦争ではアメリカ軍が指揮した。アフガニスタンとリビアではNATOが責任を持った。しかしながら、コンゴでは、国連自身が大砲射撃、ガンシップヘリコプター、そして避けられない犠牲者に責任を持つだろう。国連は本当にこれをすべきなのだろうか?

出発点は極端な警告であるべきだ。「国連軍」を内戦においてほかの世界全ての名において片側をやっつけることは、地球規模の平和維持の全機構を堕落させうる。国連の中立性は価値のある資産だ。これを危険にさらすことは、最後の手段として、そしてその活動が広い国際的承認を受けているときのみに正当化されうる。

コンゴは、その種類に合っている。独立してその仕事を引き受ける準備ができている強力な国はない。シリアの血なまぐさい泥沼に介入することに熱心な国々ですらも、コンゴ国民の悪夢がどれほど長引きグロテスクであるかもしれないとしても、そこに軍隊を送る気になっていない。これを心に留めて、安全保障理事会は新しい軍隊を高い障害である全会一致で承認した。これは、説明責任のない官僚機構や好戦的な少数による卑劣な権力強奪ではなかった。承認は、何か月もの忍耐強く誠実な外交の後だった。通常は後ろ向きの中国やロシアのような大国すらも賛成票を投じた。
 

それを機能するようにする

コンゴのリスクはかなりのものだ。その地勢は扱いにくく、現地の同盟者は頼ることができない。3,000の国連の執行者たちは、特に団結力があったり協力だったりするわけではなく、事業利益の防衛を含んだ秘めた動機を持っているものがいるかもしれない。それは、国連の評判を傷つけ、その活動を害しうる。さらに、コンゴは暴力をはるかに超えたものに苦しんでいる。政治的制度は荒廃し、腐敗は充満しており、貧困は広がっており、民族間の緊張は深い。それをすべて解決できる軍隊はない。平和だけがほとんどのコンゴ人を悲惨さの中に依然として残す。

にもかかわらず、その新たな国連の計画は、広い支持に値する。流血を終わらせるためのすべての以前の努力は、失敗している。シエラレオネのような戦争で引き裂かれたアフリカの国の最近の歴史は、外国軍によってもたらされた平和が政治改革を促進し繁栄を生み出すことを示す。リベラルな介入主義は流行遅れの信念だ。貧しく未開のコンゴでは、それは依然として試す価値がある。
 

発行日: 
2013-06-15
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