新たなる進路 - チベット

チベットでの異なったやり方への提案は、中国の中にその政策がうまく行っていないことを知っているものがいることを示唆する

中国高官の中のチベットについての伝統艇な知恵は、現在のダライ・ラマが亡くなれば、チベット問題は解決するだろう、と言うものだ。中国はその山がちの地域にきつい支配をしており、それがすべてのカードを持っていると信じている。それは、ダライ・ラマの次の化身を選ぶことができ、それがそうなのだ。

だから、チベットウォッチャーたちは、今月香港の雑誌に掲載されたチベットについての主導的な中国人学者のインタヴューを、驚きの関心を持って迎えた。そのインタヴューの中で、この世代でほとんど初めて、ある上級政府顧問が、継続する政治的抑圧を伴った経済開発という中国のチベット政策が機能しておらず変化が必要だと示唆する。

その高官靳薇(Jin Wei)は、決してチベット懐柔派ではない。彼女は北京のシンクタンク中央党校の民族宗教学の部長だ。彼女は(彼女の同国人のほとんども信じていることである)チベットが中国の不可分の一部である、と言う標準的な線を取る。しかし、彼女はその地域におけるすべての文化的宗教的問題を破壊活動として共産党が扱うやり方は、事態を悪くしている、と示唆する。文化や宗教についての衝突の中には避けられないものもあるが、管理でき、それらは国家への脅威としてみなされるべきではない、と彼女は言う。靳女史は、ダライ・ラマの代理との停滞した話し合いは再開されるべきで、彼を中国領土の香港かマカオに招待することを提案する。最も議論を呼ぶことに、彼女は中国が彼と次の化身について交渉し、長期的には彼がチベットそのものに戻ることを許すことを提案している。

中国の動き方では、靳女史の関与はトップ近くの誰かの承認を得ているに違いないことを意味する。最近の指導部の交代のために、これは起こるかもしれない。1980年代後半のチベットの党書記は、ラサでの暴動の後に1988年に後を継いだ胡錦濤だった。彼は党総書記と大統領にまで上り詰め、彼の課した強硬政策は、それ以来チベットに向けての政策を支配している。彼は去年11月に党の指導者をやめ、3月に国家主席をやめた。それが靳女史のきっかけかもしれない。彼女はまた、チベット政策は胡氏の支持者から奪い取るべきだともほのめかす。
 

ダライを途中でばかにするな

その提案は、いかなる軟化もチベット独立につながる楔の細い端だとみなす強硬派からの反撃に直面するだろう。西側は、それ故に、注意深く歩かなければならない。これらの考えへの熱心すぎる支援は、中国の指導者たちの間で広がる、ダライ・ラマが西側と謀って中国を分割しようとしているという信念を強化するだろう。実際、彼は長く、独立は支持しておらず、より高度なチベットの自治を望んでいるだけだと言っている。しかし、中国のほとんどの高官は彼を減ることのない疑いの目で見ている。

しかし、ダライ・ラマとの和解は、ほとんどのチベット人が受け入れられる取引にいつか達するたった一つの望みだ。さらに一人のチベット人が(2011年以来119件目となる)焼身自殺を今週行い、最低レヴェルでの新管理形式はチベットをより簡単に統治する何の兆候も示していない。現在のダライ・ラマの死は、チベットでの真の問題の終わりではなくかなり始まりになるかもしれない。亡命した指導者の個人的な権威と非暴力的立場への彼の主張の制約から自由になり、怒れるチベット人の若き世代が攻撃的になるかもしれないのだ。

中国とチベット両方のために、靳女史の提案がより広く流行することが望まれる。共産党政府が聖なる僧とともに座り、彼自身の化身について議論するという考えは、奇怪なようだ。しかし、靳女史の提案は、実際には、中国自身のものだと主張している人々を阻害するという結果にしかなっていない強硬派のイデオロギー的なチベットへの接近よりもはるかに実際的だ。
 

発行日: 
2013-06-22
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