The Economist

我慢による沈黙

4月
27

世界は日本の冷静な精神を賞賛してきた。しかし、それには心配な面もある。

一般的な合意として、冷静な国の中で、一番忍耐強い被災者は3月11日に地震と津波に襲われた東北人だ。その地域で一番愛されている詩人である(1896年に生まれた)宮沢賢治の、一番よく知られた詩は「雨にもマケズ」で始まる。それは、厳しい状況に上品に耐える美徳を激賞している。宮沢の仲間の東北人がこのような本当の根性の試練に直面したことはほとんどない。しかし、彼らが長く黙って耐え忍べば耐え忍ぶほど、彼らが日本再生のためのエンジンとして行動しなくなることが心配だ。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

アフリカの中国人 - 協働への試行

4月
26

アフリカ人は、中国が彼らの昼食を作ってくれるのか、それとも食べるのかを問うている。

Zhu Liangxiuは、ナイロビのバーでケニアのラガーをがぶがぶ飲み、中国の警句を暗誦した。「人は同じ川に2度入ることはできない。」Zhu氏は香港近くの仏山出身の靴製造者で、彼の2度目のアフリカへの旅の最中だ。彼はこの場所が好きになり始めたというが、彼の声には失望が見て取れた。

3年前の彼の最初の旅で、Zhu氏はノート1冊の注文を受け、アフリカ人は彼と取引したいだけではなく、彼の会社を楽しんでいることに驚いた。「私は多くの国に行ったが、ここほど温かく歓迎されたところはない。」と彼は語る。知らない人が、彼の母国の、発展途上国に対する大きな関与を祝福した。中国はアフリカの一番大きな交易相手で、3分の1以上の石油をその大陸から買っている。多くの新しい学校や病院のために金が支払われた。地元の人たちは、中国は貧困を終わらせるために他のどの国よりも良くやっている、と誇りを持ってZhu氏に語った。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

アフリカと中国 - ジャングルの中の不満

4月
25

なぜ北京政府は貧しい国々の中国人投資家が抵抗するのを防ぐよう行動する必要があるのか。

中国は、遠く離れた発展途上国に投資するに際して他の経済大国にはあまりない比較優位を持っている:昔からの敵意がないことである。過去十年の間、 中国の投資家は、西洋の植民地主義国家がかつて過ちを犯し、その子孫たちが時々まだ疑いの目で見られるような場所で、心からの歓迎を受けた。

経済成長と有益な技術を持ち込みながら、多くの中国人はアフリカで気分よく店を立ち上げてきた。彼らの政府は、母国での資源や産業の拡大に対する制 限をゆるくすることに熱心になり、豊富な融資で彼らを助けた。アフリカは今では中国の石油の35%を供給している。去年、双方向貿易は39%増えた。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

失敗すればするほど、うまく失敗できる

4月
22

失敗をうまく管理すれば会社はそれから多くを学ぶことができる。

ビジネス作家はいつも成功の祭壇を崇拝してきた。トム・ピータースは「In Search of Excellence」でスーパースターになった。スティーブン・コヴィーは「成功する人の7つの習慣」で1,500万部以上を売り上げた。マルコルム・グラッドウェルは彼の3番目の本「Outliers」に「成功物語」という賢い副題をつけた。この成功への執着は、最新流行のマネジメントをいっそう目立ったものにした。「ハーヴァード・ビジネス・レヴュー」の4月号は失敗の特集で、他の投稿者とともにP&Gの成功した前社長のA.G.ラフレーを取り上げ、「成功よりも失敗からより多く学べる。」と宣言した。最新のイギリス版のWeird誌はその表紙で、「最初に失敗し、それから成功しろ。ヨーロッパの会社がシリコンヴァレーから学ぶ必要があること。」と銘打った。コンサルタント会社のIDEOは「早く成功するためにたくさん失敗しろ。」というスローガンを作り出した。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

中国ビジネス - 資金調達が犯罪になるとき

4月
20

若い女性ビジネスマンの死刑判決は起業家たちを震え上がらせた

中国でとても奇妙なことが起こった。4月7日に、有名な起業が盛んな海岸沿いの県である浙江の控訴裁判所で、有名な29歳の女性企業家であるウー・インに5時間の聴取のあと、詐欺罪で死刑判決が言い渡されたのだ。彼女は逮捕される前には、現代中国では一番低い地位の人々でも成功できるという奇跡的な事業の成功を象徴していた。

彼女が死刑に直面しているという暴露は、彼女が与えたといわれる情報による何人かの有名な銀行家や役人の逮捕や、彼女自身の自殺未遂といったことを含んだ、彼女の事件に関わる一連の劇的な出来事の最新ニュースだ。控訴審を含んだ事件の多くは、直接の取材が制限された密室で行われたため、詳細はあいまいだ。しかしながら、それは中国の新聞やインターネット上での事件についての貪欲な議論を止めることはなかった。それは明らかに公衆の関心を捉えたのだ。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

紛争と貧困 - 暴力の経済学

4月
20

貧しいから国々には暴力があるのか、暴力があるから国々は貧しいのか

少し前にはアフガニスタンとコンゴだった。今ではコートジボワールとリビアだ。暴力は、貧困のように、常にわれわれとともにあるように見える。そして次のようなことが言われる:暴力は悪だ、それは貧しい国でより悪い、そしてそれは彼らをより貧しくする。

しかし、世界銀行の最も重要な刊行物である今年の世界開発報告は、もっと述べることがあると示唆している。筆者たちが議論するには、暴力は貧困の唯一の原因ではない、それは主要な原因になるのだ。暴力の食い物にされる国々はしばしば暴力に閉じ込められている。そうでない国々は貧困から抜け出している。これは、立て直そうとしている貧しい国々と助けようとしている豊かな国々の両方に深い示唆をもたらす。

多くの人々は、発展は主に「貧困のわな」として知られるものによって邪魔をされる。農夫は肥料がより多くの収穫をもたらすと知っていてもそれを買わない。道がなければ、彼らは自分たちの豊作になった作物はただ畑の中でだめになるだけだろうと考える。そのような罠から抜け出すには道を作るしかない。そしてもし貧しい国々が自分たちでそれを作れないのならば、豊かなドナーが踏み出すべきだろう。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

森の有限性 

4月
19

世界の熱帯雨林を救う枠組みはまだ本当とは思えない

空は広がっているので、林冠は土砂降りからはほとんど守ってくれない。だから、オランウータンは木から葉を切り離し、ひどい小さな傘を作って彼らの頭を覆う。これは愛らしい人間のしぐさなのだが、雨に濡れないためにはほとんど全く無意味だ。そしてこれらの生き物が救いようがなく見えるのはただ雨だけではない。彼らの熱帯雨林の生息地は絶え間なく破壊され、その種全体が存亡の危機にさらされている。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

反ケインジアンの隆盛 - 共和党経済学

4月
18

ポール・ライアンの知的後背地

共和党が何十億ドルもの連邦予算の削減を提案したとき、民主党は仕事と成長が打撃を受けるだろうという経済学者による予測を広めた。共和党下院議員のション・ボエナーは自分の経済専門家であるスタンフォード大学のジョン・テイラーとともに反撃し、「基本的な経済、経験、そして事実により反しているものはない。」とテイラー氏はボエナー氏が引用した彼のブログで断言した。政府支出を削減することにより、共和党は民間投資を促進し仕事を作ることができると述べた。

Posted By gno-eagrai 続きを読む

壊れたリンク - 日本と世界的供給網

4月
06
日本の災害による世界中の製造業の混乱は、どのように生産を管理するかということを考え直すのを強いることになるだろう
 
去年のアイスランドの火山灰はヨーロッパ中の航空網を混乱させ、世界の製造供給網に低在庫・ジャストインタイム時代の到来以来の最大の試練となった。今、日本の四重苦、地震・津波・核警報・電力不足は、供給網にさらに大きな圧力をかけている。大きな地震の三週間後、混乱の範囲と予想される継続期間はまだはっきりしない。
 
今製造業が直面している衝撃と、2008年の金融危機で銀行システムを揺さぶった衝撃との間にはいくらかの啓発的な類似点がある。どちらの場合も、最も大きな二つの驚きは、危機が暴露した予期しない関係性と、影響の範囲である。問題は、システム上の見かけ上は良く封じ込められた部分から始まった。金融問題ではサブプライムローンから、製造業の場合では経済的後進地帯の自然災害から-しかしすばやく広がった。
 
Posted By gno-eagrai 続きを読む

ページ

The Economist を購読