二つの家族の物語 - トーゴの選挙

グリーンへの一打が西アフリカの忘れられた角で芽生えるかもしれない

ジルクリスト・オリンピオほど、その国の政治制度に称賛を与えそうもなく見えるトーゴ人はほとんどいない。彼の父親で、トーゴの最初の独立後大統領シルヴァヌスは、その4年後のクーデターで権力を握り鉄拳で38年間トーゴを支配したエヤデマ・ニャシンベに率いられた襲撃隊によって、1963年に殺害された。彼の父親の殺害についての厳しい批判者の亡命中のオリンピオ氏は欠席裁判で2度死刑宣告を受けた。

しかし、西のガーナと東のベナンの間に割り込んだ600万人強のこの国で、2005年にそのクーデターの黒幕の息子フォール・ニャシンベに大統領職が受け渡されて以来、多くが変わっている。ゆっくりとだが目立って、彼は手綱を緩め始めている。3年前、彼は、7月25日にある予定の1年遅れの総選挙の前にニャシンベ氏を賞賛することによってその好意に応えているオリンピオ氏を含んだ全国統一選挙を作りだした。「我々はいま民主的制度の中にいる。」選挙でその大統領へ反対するために準備を整える一方で、彼は語る。

予測不可能性の新しい感覚が、投票に先立つ。去年形成された著名人と政党の集まり、「トーゴを救おう」と呼ばれる野党連合は、首都ロメの路上デモを率い、憲法改革と政治犯の解放を要求している。経済的不平によって加熱された更なる不穏は、北のニャシンベ家の伝統的な拠点を直撃している。

外国の観察者は、2007年の議会と09年の大統領選挙が多かれ少なかれ自由で公平だと考えた。野党は猛烈にこれらの所見に異議を唱えた。それは、今回はより大きな透明性を求め、それが公正に勝つだろう、と語る。選挙のルールについての交渉は、公的な選挙期間にかなり入っても続いている。もし政治的備品のいくらかが動けば、重要な構造は完全だ。46年後、ニャシンベの一人は、その一家の北のカビエ族によって支配された軍によって支持され、依然として大統領職を占めている。

野党は、新議会が大統領任期制限を含んだ憲法改革を裏書きすることを望んでいる。しかし、ニャシンベ氏が誠実かどうか依然として疑っているものもいる。虐待と裁量的な逮捕が一般的なままだと言われる。1月の未解明な火事が、首都と北の町のカラの市場を切り裂き、何十人もの反対派の人々が逮捕された。その多くは依然として檻の中にいる。

その、フランスとアメリカで教育を受けた大統領は、自身を改革者として紹介することに熱心だ。表現の自由は改善している。新聞は、彼を論評や漫画で風刺する。彼は彼の父親の政党トーゴ人民連合をより単純なUnir(「統合」)に変えた。ロメの主要なバイクが邪魔する通りに沿った看板は、彼の政党の高等教育と包括的な政府への関与を吹聴する。

その戦略は、割に合い始めている。長らく人権侵害によって意欲をなくしていた外国の支援者は、戻り始めている。しかし、ニャシンベ氏はかなりまだやることがある。その大統領家の支配を支持する一方で、何年もの特権から利益を得ているカビエが支配した軍は、権力を失うのに気が進まないだろう。そのさまざまに彩られた人権の記録で、それは、少なくとも「安全な出口」を保証されたいと思うだろう。
 

発行日: 
2013-07-03
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