ブーム、ブーム - 北アフリカの密輸

北アフリカの政府は、武器と薬物の違法な流れをくいとめるのに苦労している

2年前のアラブの目覚め以来、密輸の鮮やかな網が、北アフリカにわたって広がっている。チュニジアからの卵の密輸は、今チュニジア人の中に国内で不足するだろうと恐れているものがいるので、大事業だ。リビアの港を経由したヨーロッパ車の活発な取引は、多くの人々が関税を避けることができるようにしている。エジプトの補助金付の燃料のうち1/5が今、密輸業者によって売られている。

その地域の政府は、増加する薬物取引に特に悩んでいる。アルジェリアは今年の前半に50トン、そして去年73トンのマリファナを押収し、それは2008年のほぼ倍だ。それは、幾分かは当局による取り締まりの結果だが、薬物網はその国中に浸透しており、業者は国際的な犯罪者と密接に協調しているおかげでその手法を洗練させている。

エジプトの役人は、2011年以来、違法に密輸されたヴァイアグラの錠剤を何百万もとらえている。リビアは統計がないが、ベルリンのドイツ国際安全保障研究所の北アフリカ専門家ウォルフラム・ラッヒャーによれば、その国での、特に大麻と強い痛み止めであるトラマドールの、薬物の密輸は、過去2年間で大きく上がっているという。チュニスでは、薬物取引業者がますます校門の外で居残っている。エジプトの薬物中毒と戦う国立委員会によれば、15歳以上のカイロ人の間での娯楽的薬物使用は、2011年以来6%から30%に急上昇しているという。

武器取引は、別の増加する問題だ。リビアは、ほぼ2年前にその元指導者ムアンマル・カダフィが没落して以来その武器在庫を流出させている。ある国連報告は、いくらかがアルジェリアとチュニジアを経由してマリに届き、エジプトへの流れは2012年に始まり以来激しくなっており、そのいくらかは最後にはハマスによって支配されるパレスティナの飛び地であるガザに行っている、と注記する。

エジプト、リビア、そしてエジプトでの政治的騒乱は、より弱い法執行がリスクを下げるにつれ、この違法活動の波を押し上げている。マリ、シリア、そしてパレスティナでの紛争は、リビアの武器への需要に火をくべている。北アフリカは、合衆国でのコカインの消費が1990年代に下がり始めて以来、南アメリカのコカ段丘をヨーロッパの顧客に結び付けるに熱心な薬物豪商にとっての交易路としてより忙しくなっている。

最も不吉な密輸の網は、テロリズムと絡まっている。北アフリカの聖戦士たちは、武器の大きな顧客だ。彼らはまた、密輸業者への現金の通路の安全も保障している。アルジェリアの犯罪者たちはいま、この準備に大きく依存しているので、マリで戦うためのその聖戦士たちのボディガードの多くの出発は、彼らをイライラさせている。アルジェリア当局は、結果として、密輸業者たちは、異常な攻撃性で治安維持部隊を狙っているという。

1月に、イスラム・マグレブのアル=カーイダは、リビアから略奪した銃と爆発物で、アルジェリアのガス工場を攻撃した。薬物とたばこの資金が、たぶんその装備を裏付けた。その攻撃の表看板で「麻薬聖戦士」と呼ばれるモフタール・ベルモフタールは、どちらの取引にもつながっている。チュニジアの内務大臣は、野党指導者ムハンマド・ブラヒミを7月に殺すのにつかわれた銃もまた、リビアから密輸された、と語った。彼の殺しに関係したサラフィスト集団は、武器業者と薬物密売人といわれる人々を含む。

政府は急いで反応している。7月にアルジェリア軍は改めて薬物取引をきつく取り締まるといった。その活動は、明らかに2.5万人の越境部隊を伴うだろう。2013年の初めに、アルジェリア、リビア、そしてチュニジアは、合同チェックポイントを立ち上げ、国境警備でより密接に協働する約束を伴った、密輸に取り組む協力協定に調印した。

しかし、不正と貧弱な警備が進歩を邪魔している。ラッヒャー氏によれば、役人や事業家の方が、取引においてテロリストよりも大きな役割を果たしているという。リビアが組織犯罪に取り組むことができないのは、大きな障害だ、と彼は付け加える。そのすべてが、隣国が、密輸業者を急速に傾けることをほとんど期待を持てないままにしている。
 

発行日: 
2013-08-17
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