V to X

時期はずれにも2ヶ月も前のエコノミストを読んでいたら、こんなニュースもあったなぁというのが載っていたので、どうでもよいことだが、個人的な感想。

購買力平価で見た一人当たりGDPが、日本はついに台湾に抜かれてしまい、1930年代から提唱されてきた、V字型、いわゆる雁行型の経済発展モデルが崩れ、X字型になってしまったよ、ということ。個人的には、結構いい機会なのかな、という気がする。雁行型モデルなどというものは、アジアの中では日本がトップを走っている、という自己満足的なモデルであり、それは欧米に対してはアジアは後進地帯である、という劣等感の裏返しでしかないと思うからである。アジアから追われているという強迫観念からも抜け、それと同時に欧米に追いつかなければならないという卑屈な精神からも抜けるべきときだろう。自分たちが幸せならば、とりあえずそれでいいのだから。

勝手なイメージとしては、これからは雁行型ではなく、ヒヨドリ型(でいいのかな?)とでもいうべく、集団で飛んでいるけれども、どれか1匹が方向を変えるとそちらへみんな動いたり、自由自在に群れの形を変えたりするような感じなのかな、という気がする。そんな群れの形で有効なのは、自分たちで形を変えるためのトレンドを作り出すことなのかな、と思う。たぶんそのためには、国が大戦略で引っ張るという形よりも、各企業や各地域がそれぞれ自分たちの力で突破口を見出し、道が開けそうになったらそこにみんなで乗ってトレンドを作るというような、一点突破・全面展開といったやり方がいいのかな、と思う。一点突破の部分だけ知恵を絞れば、現状比較的均質な国民性を持ったヴォリュームのある市場の日本はまだこの戦略には向いているような気がする。それがいえるのも長くてあと20年かな、という気もするが。

まあ、別にこれは私がそう思うというだけの話で、こうあるべきだ、などと主張しているわけではないのであしからず。

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