スキンヘッドやジハーディストたちの - 暴力的な過激主義者達

彼らの憎悪は違うのかもしれないが、似たようなルーツを持っている

ネオナチのスキンヘッドが何人かの元イスラム過激派やかつての暴力的なストリートギャングと一緒に座っているのを見かけるのは珍しい。彼らが2005年のロンドンのテロの生き残りに加わるのは更に珍しい。しかし6月27日に、彼らは暴力的過激派が19の国々からの約60人の「元」過激派や1列の生存者たちと議論するダブリンで開かれた会議で一同に会した。

その会議はグーグル・アイディアスというインターネットの巨人の新しいシンクタンク、もしくは彼らが好む言い方をすれば「シンク/ドゥ・タンク」によって催された。グーグル、いやその会長であるエリック・シュミットは、ダブリンで行われた暴力的過激派に対するサミット(SAVE)のような世界をより良い場所にする考えを案出しようとしている。

暴力的過激派の興隆と戦うことは10年にわたって政府を夢中にさせてきた。「彼らは我々の自由を憎んでいる。」2001年9月11日の攻撃を説明するつもりでジョージ・ブッシュは語った。実際には、人々をテロ集団に駆り立てる動機ははるかに複雑だ。

「元」過激派たちはありふれている。英国のイスラム主義組織であるアル・ムハジロンのメンバーだったヤスミン・ムルボーカスと、シカゴのギャングのマニアック・ラテン・ディサイプルスにいたサミー・ランゲルは子供の頃に受けた虐待について語った。パシュトン人の父とガイアナ人の母を持つムルボーカス女史と、別の元ギャングメンバーでチェロキーインディアンとアフリカ系アメリカ人の混ざった先祖を持つベン・オーウェンスは、どちらも自分のアイデンティティを定義するのに苦労した。他にも、父がいないことや、酒に苦しめられた家庭、一人ぼっちの10代、そして彼らの満たされない所属欲求について語るものもいる。

特にイスラム集団に入っていたものの何人かは、イデオロギーが重要で複雑な役割を果たした。イギリスのイスラム慈善団体を率いるアブ・ムンタシアは多くの聖戦士たちは世界の本当の不正義に反応していると論ずる。マジド・ナワズはかつて国際イスラム運動のヒズブ・ウタヒリール(解放党)の上級メンバーで、エジプトの監獄でほぼ4年間過ごした。彼は反過激派のシンクタンクキリアムファンデーションを設立して平和的な方法で彼の戦いを続けた。

そのような変化は時間がかかる。会議参加者の多くは、それを中毒を克服する曲がりくねった道になぞらえる。元ギャングメンバーであるスーザン・クルスのような何人かは、彼らが残してきた世界で他の人を抜けださせるために働いている。彼らが属していた集団に時に脅されるものもいる。かつて白人優越主義者だったT.J.レイデンは当時91人をスキンヘッドになるよう説得した。今では、彼は89人にその活動から去るよう説得した。彼は自分の記録に並び、それを10倍にして破ることを決めている。カラはかつての仲間から裏切り者の烙印を押されている。

予想されるように、グーグル・アイディアスを率いるジャレッド・コーエンはこの戦いで技術の役割を広げることに熱心だ。その会議での提案には、過激派集団の正体を暴く説明をしたオンライン百科事典や聖典のいろいろな解釈を提供することにより議論を勧めるウィキコーラン、そして主人公が暴力的な方法を諦める戦略を取らないと勝てないギャングの世界を舞台にしたヴィデオゲームといったものがあった。グーグルがそのような会議を組織したのは最初のことだ。元スキンヘッド、聖戦士、ギャングメンバーを招き、他の人がその道に入らないようにするのを探るのは確かに良い考えだ。しかし、暴力的過激派の問題を解決するのに、賢い技術やアルゴリズムはただの余興に過ぎない。

発行日: 
2011-07-02
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