中国ビジネス - 資金調達が犯罪になるとき

若い女性ビジネスマンの死刑判決は起業家たちを震え上がらせた

中国でとても奇妙なことが起こった。4月7日に、有名な起業が盛んな海岸沿いの県である浙江の控訴裁判所で、有名な29歳の女性企業家であるウー・インに5時間の聴取のあと、詐欺罪で死刑判決が言い渡されたのだ。彼女は逮捕される前には、現代中国では一番低い地位の人々でも成功できるという奇跡的な事業の成功を象徴していた。

彼女が死刑に直面しているという暴露は、彼女が与えたといわれる情報による何人かの有名な銀行家や役人の逮捕や、彼女自身の自殺未遂といったことを含んだ、彼女の事件に関わる一連の劇的な出来事の最新ニュースだ。控訴審を含んだ事件の多くは、直接の取材が制限された密室で行われたため、詳細はあいまいだ。しかしながら、それは中国の新聞やインターネット上での事件についての貪欲な議論を止めることはなかった。それは明らかに公衆の関心を捉えたのだ。

議論を越えた点があるとするならば、ウー女史が精力家であるということだ。彼女は中等学校を中退し、一連の美容店を始めた。その主商品は、西洋でコラーゲンが使われているのと同じ種類の効果の美肌効果を成し遂げる動物胎盤注射であった。数年以内に、彼女は温泉、ホテル、不動産にわたるビジネス帝国を築いたとチャイナデイリーで報じられた。

ウー女史が2007年に拘置されたときから全てがぼろぼろになり始めた。しかし有罪判決は2009年の12月まで出なかった。この特に長期にわたる遅れは、他の有名人に調査を広げるためだと多くの人は信じた。最終的には、彼女は7億7千3百万元を不正なところから調達した「違法資金調達」の罪であると裁判所は結論付けた。彼女の判決を軽くする努力として、ウー女史は申し立てを無罪からより軽い罪である「資金調達詐欺」に変えた。彼女の最初の審理から 3人のほかの人々が関連事件で長期刑を受けた。二人は巨大な中国農業銀行につながりがあり、一人は共産党につながりがあった。

この事件は、判決の重さと被告の名声のためだけではなく、国の腱を刺した。彼女が有罪になったのは、公式な制度の外で金を調達して貯めたことだ。それは中国の企業家の間では普通のことだ。なぜ彼女が選び出されたのかについては多くの推測がある。恐らく、彼女が投資家に約束した年間80%の利回りは、当局には、本物とするには高すぎたということだろう。そして彼女は借りたのよりももっと高い利率で貸し出しを行い、借り手が返済できなくなって政治力を 使って彼女を捕まえさせたというのもありうるだろう。

中国の企業家にはたくさんの心配事が残された。多くは、今裁判所によって死に値する犯罪だとされたように見える形の金融に頼らざるを得ない。成功した大物になるか人民の敵になるかの区別はあいまいになり、中国が名前ばかりでなく共産主義の日々に戻っている。

 

発行日: 
2011-04-16
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