永遠の汚れ ー ジンバブエとそのダイヤモンド

ロバート・ムガベはその国民の損害の上に再び人気を集めている

キンバリー・プロセス(KP)は崩壊の危機を迎えている。2003年に始まったそのシステムは、不正に内戦の資金源となる「血のダイヤモンド」の取引を終わらせるためのものだ。しかし、コンゴの議長は単独でジンバブエの議論になっているマランゲのダイヤモンド鉱山からの販売を再開すると決めた。アメリカ、EU、カナダ、そしてイスラエルは、激しくその動きに反対した。75のダイヤモンド生産、そして取引国を代表する49の会員団体による決定は全会一致だとされている。

2006年に東ジンバブエのマランゲにある6万ヘクタールの敷地で最初にダイヤモンドが発見されて以来、殺人、拷問、不正、賄賂、略奪、密輸、そして政治的インチキの報告に満ちている。その危険は巨大だ。ジンバブエの財務大臣のテンダイ・ビティは、その場所を「人類の歴史で最大のダイヤモンドの沖積土の発見」だと表現している。潜在的な収入は年間10億ドルから20億ドルだと推定されている。その地域に関わっているある採掘専門家は、「そこにはもっともっと」あると考えいる。IMFは去年のジンバブエの全GDPを75億ドルとしている。

ロンドンで登録された会社、アフリカ統合資源(ACR)による発見の発表に続いて、多数の地元民や外国人がその地域に押し寄せ、運を試した。ダイヤモンドは一握りの人たちによってすくい上げられた。ロバート・ムガベ大統領が支配する与党のZanu-PFは素早くその地域を自分たちのものだと主張し始め、ACRの試掘権を取り消し、採掘者や地元住民を追い出しその地域を封鎖するために軍を送った。少なくとも200人、その多くが軍のヘリコプターからの銃弾で殺された。追い立てられた市民の中には、それから兵士によって連れ戻され、雀の涙ほどの手当でダイヤモンドを掘らされているものもいる。

人権侵害の報告の増加に直面して、KPはマランゲダイヤモンドのさらなる販売をすべて禁止した。しかし、主に2つの南アフリカの組織とジンバブエ政府の合弁企業による生産は続いている。去年の6月までに、17億ドル(それは金に困っている政府が渇望するお金だ)の価値がある460万カラットのダイヤモンドが備蓄されている。ひと月後、南アフリカ人のKPの監視官アビー・チカネによる、ジンバブエは今では完全にKPルールを満たしているという報告を受けて、マランゲダイヤモンドの2つの小さな販売が認められたが、それ以来は認められていない。

しかしながら、6月24日に、コンゴでの4日間のKP会議の終りにその組織の議長マテュー・ヤンバは、その2つのジンバブエ?南アフリカ合弁企業のンバダ・ダイヤモンズとマランゲ資源が、ダイヤモンド販売を再開できると発表した。議論の地を監視し続けているNGOは仰天した。彼らは、人権侵害、密輸、そして他の露骨なKPルール違反はまだ続いており、収入の多くは軍の指導者やZanu-PFの大物のポケットに入っていると語る。ビティ氏は財務省は1セントも見ていないと語る。

KPの西側のメンバーは、ヤンバ氏の発表は必要な合意を得ておらず、無効だと主張する。彼らは世界ダイヤモンド評議会とともに、国際的なダイヤモンド業者にマランゲのダイヤモンドに触れないように頼んでいる。しかし、彼らは、不正な宝石がジンバブエから流れでてバーレーン、中国、インド、レバノンなどで争って買われるのを止めることはできないかもしれない。多くの貧しい国々は、長い間KPを西洋の国々がダイヤモンド取引そしてそれによって価格を支配する筋書きだとみなしてきた。これは、弔いの鐘のように聞こえ、ムガベ氏とその政党が活動し続けることを助けうる。
 

発行日: 
2011-07-02
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