投票は踊る - ジンバブエの投票

長く遅れた選挙は、今、心配なほどに急いでいるように見える

もし交通渋滞が活気の何らかの指針ならば、ハラレは繁栄している。ジンバブエの首都の地元政治家は、かつては通勤に20分かかっていたのが、今ではその倍かかっていると不平を言う。その国が7月31日の総選挙と大統領選挙に準備するにつれて、その経済は、2008年の3月の前回投票の時よりも、良い形をしている。当時、ハイパーインフレが吹き荒れ、モノは少なかった。いま、店はいっぱいで、価格は安定している。

その投票は、33年間の悪政の後でロバート・ムガベと彼のZanu-PFを追い出す、今までで最高の機会を提供する。しかし、そのかけ率は、もし選挙の準備がハラレの交通のペースで進んだのならば、小さくなるだろう。数週間前まで、さらなる改革への時間があるように、選挙は9月に起こると考えられていた。しかし、ムガベ氏は、早い日付を布告することにより、選挙への道を滑らかにする責任がある地域的組織の南部アフリカ開発共同体(SADC)に不意打ちを食らわせた。ジンバブエの憲法裁判所が投票を2週間遅らせるようにと言う訴えは、無効の宣言をされた。急いだ選挙は現職に有利だ。

ムガベ氏の主要な挑戦者モーガン・ツァンギライは、Zanu-PFによる露骨な選挙のごまかしにもかかわらず、前回の大統領選挙の1回目投票に勝った。ツァンギライ氏の党民主変革運動(MDC)もまた、ジンバブエの210議席の議会で多数派を勝ち取った。しかし、約200人のMDC支持者の命を奪った選挙後の暴力の数週間は、ツァンギライ氏を2度目の投票に出ないよう説得した。

SADCによって仲介された取引は、ムガベ氏を大統領とし、ツァンギライ氏を首相とする連立政府の創出につながった。新憲法は、次の選挙への道を敷くよう想定されたが、ムガベ氏が足を引っ張りその可決を今年の3月まで遅らせた。その共生は、Zanu-PFが支配的な相手の、愛のないものだった。MDCは経済回復にいくらかの信頼を主張することができる。それは、その連立の財務大臣テンダイ・ビティを供給したのだ。しかし、安定を提供したのはUSドルへの切り替えだった。2009年1月の公式な変化は、現地通貨に価値がないということを遅ればせながら認識することになった。「ドルがジンバブエを選んだのであって、その逆ではない」あるハラレのエコノミストは語る。

SADCの提供を受けた和解と遊ぶムガベ氏は、彼の大統領職を延長する賭けにいま政策を変えている。彼は、有権者登録を監視したり、MDCの候補者にZanu-PFによって支配された放送メディアへの接続を与えるだろう約束された変化を行うには十分な時間がないことを確かめた。ツァンギライ氏は、彼が「違法な」選挙を戦うよう強いられると不平を言っている。もしそれが敗北主義者のように見えるのならば、上級のMDCの人物は草の根運動が不公平な戦いですらも勝つことができると考えるといい、だから戦われなければならない。

その大統領の好きなようにすべてが動いているわけではない。選挙の非に仕事につくだろう治安官の期日前投票は、投票用紙とほかの束の不足によって邪魔されている。6.3万人の正規兵が投票するよう登録されるが、3.7万人しか期限内にそうできなかった。ジンバブエ選挙管理委員会は、彼らは7月31日に2度目の機会を持つべきだと言うが、それすらも疑わしいようだ。治安部隊は、彼らを支配する党であるZanu-PFにより投票しそうだと考えられる。

しかし、無能がいつも野党に有利に働くわけでもない。選挙前1週間になってすらも、更新された選挙人名簿は準備できていない。観察者はそれが亡くなった人の名前で膨れ、ごまかしの余地を残すのでは、と恐れる。ハラレの独立機関研究提言ユニットは、6月に立った時、その名簿を見て、たくさんの違いを見つけた。若い有権者は大きく記録漏れしていた。その名簿は10万人を超える100歳以上の有権者の名前を含んでいた。

南アフリカ大統領のジェイコブ・ズマのジンバブエ担当上級顧問のリンディウェ・ズールーは、7月18日に、うまく運営された選挙の見通しは「良くないように見える」と語った。それは、すでにズールー女史を「愚かで馬鹿な女」と呼び、もし再び選挙を遅らせるよう強いるのならばSADCに去るよう脅しているムガベ氏からの辛辣な言葉を促した。ズマ氏は彼女を守るのに失敗した。7月20日のSADC高官会議の後で、彼は代わりにズールー女史を「遺憾な」発言について非難した。

多くが、今後数週間でズマ氏がとる線によっている。先進諸国からの高官は、ジンバブエの選挙を監視することから締め出されており、SADCとアフリカ連合からの観察者を、Zanu-PFに忠実な人々による票のごまかしと暴力的な戦術に対する主要な外部チェックにしている。国内的には、ジンバブエ選挙支援ネットワークが7,000人の現地監視人を持っている。MDCは、現地の結果をテキストメッセージによって早く報告するためにそれぞれの投票所に投票代理人を持っており、だから国レヴェルでのいかなる偽造も見つけられる。

ほとんどの独立した監視人は、たとえ権力の妥協が過去5年間でその輝きのいくらかを鈍らせているとしても、MDCがきれいな選挙を勝つだろうと計算する。アメリカの世論調査会社のウィリアム&アソシエイツによる最近の調査は、ツァンギライ氏が公平な戦いの1回目投票で大統領職を勝ち取るだろうと示唆する。興味深いことに、回答者のほぼ2/3が、89歳のムガベ氏は彼の代理であるジョイス・ムジュルのような新たなZanu-PFの候補者に道を譲るべきだと考えた。

しかし、何人かのファンによってよばれる「ボブ」は、頑張りたいと思っている。彼の治安部隊への支配は重要な要素だ。2008年の暴力の記憶は、MDCの箱にチェックを入れることについて考え直させている。メディアはZanu-PFの一部であり、近年その反対派を汚すことについて懸命に働いている。国営放送は、ツァンギライ氏のむしろもつれた恋愛関係に焦点を当てて、彼をバカで冷たい女ったらしとして描くZanu-PFの攻撃広告を流している。そのMDCの指導者は、過去により大きな障害を克服している。しかし、彼は、もしムガベ氏を権力からついに押し出したいのならば、ジンバブエの隣人からの助けを必要とするだろう。
 

発行日: 
2013-07-27
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